まるよしよもやま話(沖縄・伊良部島)

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。 そんな話が伊良部にもたくさんあります。 伊良部島の民宿まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話「まるよしよもやま話」のページです。

カテゴリ: 伊良部の日常

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【伊良部の日常】
<力石>
「宮古島ひとときさんぽ」が主催する伊良部島の町歩きのツアーに「ずぅずぅぱるんかい」というツアーがあります。
このツアーは「島のガイドと集落の中を散策し、昔の暮らしに思いを馳せつつ、石垣や畑に生えている野草・薬草、畑の野菜などを収穫して、摘んできた薬草でハーブティや野草や野菜を天ぷらにしていた郷土料理体験を頂きながら島のお母さんたちとのお喋りする」というツアーです。
かつて、まるよしの姉妹店「ほがらかや」が食事の会場だった事もありました。
散策するエリアは南区の伊良部の集落が中心です。
ツアーの中で力石の見学があります。
力石はカーイーと呼ばれる井戸の近くにあります。
数少ない伊良部島の観光案内の一つの「いらぶしまっぷ」によると、力石はむかし集落の男たちが力くらべした石だそうです。
今、見る事ができる石は何代目かで、そもそもの石は井戸の底にあるとの事です。
この石は史跡や文化財などにも指定されておらず、島の集落の人こそが知るものです。
伊良部島にはこのように、地元で語り継がれる色々ないわれのあるストーリーが数多く残っています。
ストーリーは大きな話から小さな話まで様々です。
中には「ホントかな」と思う話もあるかもしれませんが、伊良部島にお越しの際は、是非色々島の人の話を聞いてみてください。
旅の楽しみがひろがる事は請け合いです。
あわせてお財布や時間と相談しつつ、「ずぅずぅぱるんかい」にも参加してみてください。
伊良部力石

【ずうずうぱるんかいについての記事はこちらから】



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【伊良部の日常】
<シーサー>
シーサー、石敢當、スイジガイは沖縄で魔除けとして知られていますが、誰でも知っているのがシーサーだと思われます。
シーサーという名前は「獅子」から来ているとの事です。
物の本には「シーサーは災厄をもたらす悪霊を追い払う魔除けで、建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられ」とありますが、沖縄の旅番組では竹富島の屋根の上のシーサーがお約束のように登場します。
伊良部島でも各家の門で、家を守っています。
まるよしの駐車場の入り口にも鎮座しています。
宮古島では観光土産で販売されていて、シーサー作り体験教室なども開かれています。
体験でマイシーサーを作って、完成品を自宅に送ってもらった人もいます。
そういえば、かつて宮古島の吉野海岸で無料送迎をやっていた勝っちゃんも、貝殻やサンゴでこしらえた手作りシーサーを海岸で販売していました。
まるよしに宿泊して宮古島巡りをしたお客さんも購入したそうです。
吉野海岸の強い日差しの下で輝く勝っちゃんのシーサーは神々しく、通常の土産品と比べて比較的安価な事もあって、即決で買い上げて「これは良い買い物をした」思ったそうです。
ところが後で室内の灯りで見ると、はみ出た接着剤の中に砂や虫が閉じ込めてられたりして「あちゃー」と思います。
しかし、本土に持ち帰ったあとでそれを眺めると「吉野海岸」や「勝っちゃん」が懐かしく思い浮かんでくるそうです。
こんな風に土産物も見た目の美しさや高価さより、その時の情景を思い出させる物の方に価値があるのかもしれません。
駐車場のシーサー



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【伊良部の日常】
<JAカード>
今はスマホ全盛で、何でもかんでもスマホで用が足りてしまいます。
電話やカメラ以外にもパソコンの機能も付いています、と聞いています。
特に買い物などは現金を持ち歩かなくても済むので、使いこなせる人にとっては便利な世の中になったものです。
とは言ってもスマホが万能になったのは、そんなに昔の話ではありません。
おじぃおばぁの世代はカードを使いこなすのも精一杯です。
カードと言ってもクレジットカードの扱いは危ういので、銀行の預金カード止まりです。
カードも銀行ごとに違うので、他の銀行でお金をおろすと手数料がかかってしまう場合もあります。
橋が架かる前はおじぃおばぁはほとんど伊良部島の中で活動していて、大都会の宮古島には月に数度行く程度です。
それでも用は足りてしまいます。
おじぃおばぁの味方、郵便局とJAのATMが北区と南区にそれぞれあるからです。
橋が架かって活動範囲が広がると、おじぃおばぁは宮古島以外にも沖縄はもとより、全国あちこちに出没しています。
そんな時便利なのが手数料なしで全国どこでもお金がおろせるカードです。
代表的なのは郵便局とJAのカードです。
同じように便利なのは信用金庫のカードですが、郵便局とJAには及びません。
郵便局と農協は全国どこにでもあって、田舎の片隅にもあります。
橋が架かるずっと前から、JAと郵便局のカードを使いこなしていた伊良部島のおじぃおばぁは、ある意味時代の最先端を行っていたのかもしれません。
伊良部島を目指すガラケーのあなたも、JAカードか郵貯カードが有れば敵なしです。
AコープのATM



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【伊良部の日常】
<お祝いの風習>
宮古島市が行った飲酒実態の調査によると、「毎日少量の程度の飲酒」が全国より少ないのに対して、「たまに多量に飲酒する」ことが多くなっています。
前にもこの調査について触れましたが、宮古島の実態は「毎日は飲まないが、何かあったらトコトン飲む」という事のようです。
そして宮古島ではその「何か」が非常に多いのです。
調査では「お祝いの風習」と書かれていますが、確かに「100日祝い(ナ―フィー)」「小学校入学祝い」「高校合格祝い」「高校卒業祝い」「成人祝い」「中学校卒業30年祝い」「還暦祝い」「古稀のお祝い」「結婚」「新築」など人生の節目には必ずお祝いします。
お祝いは内輪だけでなく、参加者は100人を越えます。
また、新築や出産などお金の出入りの多いときにお金を融通する「模合(もやい)」と呼ばれるも相互扶助の制度が日常化しています。
まるよしでも頻繁に行われています。
最近は総合扶助より、親睦の飲み会の色合いの方が濃いという話もありますが、月に何日かはいそいそと出かけて行きます。
今はコロナもあって、みな縮小傾向のようで集まる事が悪いような空気もあります。
これを機会に、酒量が減る事で健康になるなどの良い面もあるとは思いますが、独特の風習が消えていくのではないかという不安もあります。
コロナが落ち着いた折には、酒量はほどほどに、人と人の付き合い助け合いを大切にする文化が続いていって欲しいものです。



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【伊良部の日常】
<海洋漂流物>
マイクロプラスチックなど海洋汚染が問題になっていますが、伊良部島ではかなり昔から海洋漂着物が日常化しています。
海洋漂流物にはペットボトルや発泡スチロール、ブイや流木など様々ありますが、やはりプラスチック類が多いようです。
伊良部島には異国の漂着物も多く、様々な外国語の文字が入ったペットボトルが数多くあります。
多良間島、伊良部島で行われた海洋漂流物の調査でも、生態系に及ぼす悪い影響が考察されていますが、その調査の中で意外なことが書かれています。
天然記念物になっているオカヤドカリが、プラスチックや本来宮古島にいないアフリカマイマイの殻を背負っている事が、オカヤドカリの柔らかい身体を守っている側面もあるとのことです。
プラスチックを背負ったオカヤドカリの写真を見ると心が痛んだものですが、見方によってはオカヤドカリにとっては命を守った救いの神だったかもしれません。
この事例で思い起こさせるのは「ジャックと豆の木」の話です。
物語ではジャックが豆の木を登って空の上の巨人を退治する話ですが、巨人から見れば、豆の木を登って突然現れた子供に金の卵を産む鶏を盗まれて、挙句の果てに豆の木を切られて転落死させられると言う、とんでもない話です。
見方によって物事には色々な側面があるようですが、マイクロプラスチックは明らかに生態系に悪影響を及ぼすので、海に行かれた方はペットボトルなど、ごみは必ず持ち帰ってください。
海洋漂流物オカヤドカリ



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【伊良部の日常】
<かつおみそ>
伊良部島のお土産もたくさんありますが、カツオがらみのものが数多くあります。
当然、土産物屋に売っていますが、スーパーの食品の棚にも普通に並んでいます。
伊良部島の南区はサトウキビを中心とする農業が主な産業ですが、北区の佐良浜は漁業で知られています。
佐良浜と言えば、グルクンの追い込み漁、カツオの一本釣り、かつての南方への遠洋漁業などがすぐに思い浮かびます。
そんな事も有り、伊良部と言えば海産物で有名です。
ちなみに佐良浜の家並みは南フランス家並みにもたとえられて、独特の景観ですが、遠洋で稼いだ金で競って建てたものとしても知られています。
カツオと言ってまず思う浮かぶのはなまり節ですが、その他にもカツオの腹の皮を泡盛に漬け込んだハラガーの塩辛、かつおみそなどがあります。
塩辛はハマるとクセになる、お酒好きにはたまらない逸品ですが、万人受けするのはかつおみそです。
暖かいご飯と一緒に食べると何杯でも食べられます。
一度食べて、伊良部島に来るたびに買って帰るのがお約束になった人もいます。
お土産に持ち帰った人の中には、クラッカーなどに乗っけてワインのおつまみにするというオシャレな人もいます。
まるよしに来た方も、佐良浜まで足を延ばして、スーパーや直売店などを覗いてみてください。
かつおみそ



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【伊良部の日常】
<オトーリ>
慶びブラックボトル以前にも話題になりましたが、宮古島では数年前飲酒実態を把握する調査が行われました。
調査結果によると「飲酒の頻度」は全国より低かったようですが、「通常の飲酒量」「多量飲酒の頻度」が高かったそうです。
その原因として3つの要素を挙げています。
一つ目はお酒の手に入りやすさ、二つ目はお祝いの風習の多さ、三つめは宮古島独特のオトーリです。
宮古島と言えばオトーリが有名で、宮古島を紹介する観光情報誌には必ず紹介されています。
オトーリとは宮古島に伝わる飲酒の風習で泡盛を水で割ったものをルールに従って回し飲みする風習です。
まるよしでも男性中心の地元の宴会では必ずオトーリに突入します。
健康のためには、オトーリ廃止の意見もあるようですが、伝統文化を残すべきという意見もあります。
健康のためには回すのは2周までという提案もあるようです。
かつて、沖縄が日本になった時、標準語を話すことを強制されました。
伊良部島でもつい今から50年ほど前までの、今のおじぃおばぁが小学生だった頃は、標準語を離さずに方言を使うと見せしめに「方言札」という板を首にかけさせられました。
時代は流れて、今では方言の消滅を恐れて、島言葉を保存することが流れになっていています。
その時代時代によって物の見方は変わっていくものですが、今から50年後にはたしてオトーリは消えゆく伝統文化になってしまうのでしょうか。
今はコロナの時代で肩身が狭いオトーリですが、オトーリ保存会を作っておいた方が良いかもしれません。



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【伊良部の日常】
<飲酒癖調査>
島酒慶び宮古島市は全国でも自殺率の高い地域だそうです。
宮古島市では、自殺とアルコールとの関係を調査するため、平成26年から2年間かけて「アルコール使用障害特定テスト」を実施しました。
「アルコール使用障害特定テスト」とは飲酒実態を把握するための一種のアンケートのようなもので「適正飲酒群」「問題飲酒群」「アルコール依存症の疑い群」に分類されます。
調査の結果、「問題群」「依存症疑い群」が全国と比べて高い割合でした。
「危険なアルコール使用」という指標では、「飲酒の頻度」は全国より低かったようですが、「通常の飲酒量」「多量飲酒の頻度」が高くなっています。
平たく言えば、毎日は飲まないが、何かあると浴びるほどの飲む人が多いようです。
その原因として、3つの要素を挙げています。 1つ目はお酒の手に入りやすさ、2つ目はお祝いの風習の多さ、3つめは宮古島独特のオトーリです。
かつて宮古島市の前身の平良市は、人口当たりの飲み屋の数が全国で一番多い市町村だった事もあります。
今はコロナの影響で会食を控えて、酒量が減ったとの声も聞こえてきます。
コロナでモヤモヤして気持ちを、酒でも飲んで吹っ飛ばしたいと思う人も多いと思いますが、コロナの流行を逆手にとって、伊良部島でも飲酒習慣が変わって「適性群」が増えて「安全なアルコール使用」になれば良いと思います。
という表向きの考えと、早く気の合った仲間とわいわい飲みたいという本音で揺れ動く日々が続いています。



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【伊良部の日常】
<ヤシガニの毒>
先日、マダカスカルでウミガメを食べた人が亡くなったとの報道がありました。
死因は食中毒との事ですが、ウミガメそのものに原因がある訳ではなく、有害な藻を食べたカメの肉を食べたためとの事のようです。
似たような事例は以前も起こっているとのことですが、その話を聞いて思い出されるのはヤシガニの話です。
今は絶滅危惧種となって捕獲が禁止になっているヤシガニですが、一時代前は伊良部島でも普通に食べられていました。
その際、言い伝えられているのは「紫のは毒がある」とか「茹でても色が変わらないのは危険だ」とかいう話です。
キョウチクトウに毒がある事は知られていますが、伊良部島の海岸付近に自生しているオキナワキョウチクトウにも毒があります。
オキナワキョウチクトウの下で雨宿りをしたり、枝を箸代わりにした人がひっくり返ったとの話もあります。
そんな事も有り、オキナワキョウチクトウが生えている所のヤシガニは危険だと言われています。
物の本によると、オキナワキョウチクトウは沖縄ではミフクラギと呼ばれている所もあるそうです。ミフクラギは「目脹ラ木」と書くのでいかにも危なそうです。
「ウミガメが毒の藻を食べたのか」が解らないように、「ヤシガニがオキナワキョウチクトウの下にいたのか」は見た目では判断できませんが、昔の人の知恵で、茹でても色が変わらないのや紫なのはオキナワキョウチクトウの下にいたせいかも知れません。
捕獲も禁止されている事なので、機会が有っても怪しいヤシガニは食べない方が良いと思います。
ヤシガニ毒



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【伊良部の日常】
<スマ>
まるよしの居酒屋タイム。
今はコロナで営業できない事が多いですが、コロナ前は伊良部のシェイネンの会話がはずみました。
交わされる会話の中で「スマ」と聞こえる言葉が飛び交います。
伊良部島でスマとは部落・集落の事です。
「伊良部村史」にも「ンマリズマ」は生まれた部落、「パイヌスマ」は南の部落などとの記述があります。
一方、宮古島久松出身の下地イサムの名曲「我達が生まり島」のバンタガンマリズマは私たちが生まれた島、「パイぬパティぬ島」のパイヌパティヌスマは南の果ての島の意味なので、久松あたりでは「スマ」と言えば島の事なのでしょうか。
ちなみに伊良部島では泡盛の事を「島酒」とか「シマ」といいます。
「スマ」なのか「シマ」なのかはともかく「スマ」は島の人の暮らしの基本であり、心のよりどころ、故郷、アイデンティティです。
コロナが落ち着いた暁には、居酒屋タイムでよもやま話に参加してください。
そんな折にも「スマ」が飛び交って、「他の部落」の事を「ピトズム」という事もありますが、「ピトズマ」と聞こえても人妻の事ではありませんので、ドキドキしないで下さい。
開拓者ジャケット



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【伊良部の日常】
<ウォーキング>
宮古島市ウォーキングマップいまでこそ朝夕にウォーキングする姿がチラホラ見受けられる伊良部島ですが、15年ほど前にはほとんど見られませんでした。
長寿の県と呼ばれていた沖縄の平均寿命は、1985年で女性1位・男性2位だったものの、2015年には女性7位・男性36位に後退して、65歳未満の死亡率が男女ともに全国ワーストになりました。
宮古島市に関しては2013年の男性の平均寿命は沖縄県の中で最下位でした。
全国より多い飲酒量や脂分の多い食事、運動不足などから生じる生活習慣病が原因に挙げられています。
そんな事も有って、宮古島市はウォーキングマップなども作成して、健康への啓発をしてきましたが、やっと効果が出てきたということでしょうか。
夕方になると下地島のシュガーロードや空港管理道路、佐和田の浜付近などロケーションの良い所では、以前は奇異の眼で見られていたウォーキングの姿が普通に見られます。
まるよしの常連さんもウォーキングに目覚めて、佐和田から空港付近へのウォーキングが日課になったそうです。
その分酒量が増えたとの噂もありますが、健康に良いことは間違いありません。
ウォーキングが日常になっている観光客の方は、いつも通り伊良部島を歩いてみてください。
普段歩かない観光客の方も、これを機会に歩いてみてください。
以前テレビで見た番組で、女子マラソンランナーの谷川真理さんが「みぞおちから足が生えているように歩くと良い」言っていた記憶があります。
やってみると、骨盤と肩甲骨が大きく動いて、前かがみにならずにカッコよく歩けます。
景色の良い所まで車で行ってから歩く手もあります。
普通の観光では見えない景色が見えるはずです。
みぞおちから足をはやしてトライしてみてください。
空港管理道路



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【伊良部の日常】
<レーダー基地>
下地島空港の滑走路の西側に下地島空港のレーダー基地があります。
レーダー基地という言い方が一般的かどうか解りませんが、琉球大学の下地島キドマリ村跡調査成果報告にはレーダー基地と記載があります。
余談になりますが、この調査の時には関係者の方がまるよしで夜の会議を開催していた記憶があります。
レーダー基地は正確には空港監視レーダー施設というそうですが、通り池の入り口の反対の東側にあります。
レーダー基地に続く道路は綺麗に舗装されていて、今の一周道路のう回路のような形状になっていますが、この道こそがもともとの道です。
今のレーダー基地辺りを含むあたりにキドマリと呼ばれる村があったと言われています。
この道が村の境の道であったと調査結果には報告されていますが、この道をチョット入っただけで、景色が変わります。
レーダーが回転する音がぶんぶん響き、奥まで行くと滑走路の西側を見晴らす事ができます。
飛行場と道路の間には昔からの松の山があって、津波で打ち上げられた津波石が眠っています。
この道はカーブして一周道路に戻ります。
短い道ですがちょっと寄り道すると新しい発見があるかも知れません。
レーダー基地



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【伊良部の日常】
<飛行場灯台>
宮古島には東平安名崎の平安名埼灯台、池間島には池間島灯台があります。
「伊良部島には灯台はあったっけ」と考えると、なかなか思い浮かばない人が多いと思いますが、どっこい伊良部島にも灯台はあります。
灯台は灯台でも海の灯台でなく、下地島空港の飛行場灯台です。
飛行場灯台という聞き慣れない言葉を調べて見ると「飛行場灯台とは航空機の離陸又は着陸を支援するための飛行場灯火の一つ」で、「航行中の航空機に空港等の位置を示すために空港等又はその周辺の地域に設置する灯火」との事です。
簡単に言えば、夜に着陸する飛行機に「飛行場はここだよ」と知らせる灯台のようです。
飛行場灯台は白と緑の線を交互に回転させるとの事ですが、確かに夜に星空を見に行くと下地島空港付近で定期的に光が空を照らしています。
星を見るには「邪魔くさい」と思うかもしれませんが、安全のための灯火なので仕方ありません。
下地島空港の灯台は、空港に向かう県道の空港入口手前を左手に曲がる道の奥の角にあります。
滑走路と平行に真っすぐ走るこの道の左手はサトウキビ畑、右手は空港の敷地のモクマオなどの山になっています。
右手の山はサシバのねぐらになります。
サシバの渡りの季節には飛行場灯台の上をたくさんのサシバが空を舞います。
飛行場灯台01  飛行場灯台02



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【伊良部の日常】
<石敢當>
沖縄の各家には、シーサーと石敢當とスイジガイが有ります。
みんな魔除けと言われています。
それぞれ沖縄らしさの代名詞にもなっています。
シーサーは沖縄の旅番組などでよく紹介されるので有名ですが、スイジガイ、石敢當はまだ全国区にはなっていないようです。
スイジガイは見た目も派手で「あれっ何?」と目に付きますが、石敢當は地味なせいか認知度が低いようです。
伊良部島では普通に見かけます。
家の周りを囲む塀を見ると必ずと言っていいほど石敢當を見る事ができます。
街中を徘徊する魔物はまじむんとかまじむぬと呼ばれ、直進する性質を持つと言われています。
そのため、丁字路や三叉路などの突き当りにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられています。
魔物は石敢當に当たると砕け散るといわれているため、突き当りに石敢當を設け、魔物の侵入を防ぐ魔よけにするそうです。
シーサーと同じように色々なものがあるので、石敢當を見つけるのも楽しいものです。
お散歩の際には探してみてください。
石敢當01 石敢當02



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【伊良部の日常】
<平成の森公園>
伊良部島南区の憩いの場所に平成の森公園があります。
休日や夕方には地元の佐和田、長浜集落の住民を中心に人が集います。
もっとも、人が集うと言っても都会の公園のように混み合うわけではありません。
ほとんど貸し切り状態で小学校の校庭8個分の敷地を、思う存分利用できます。
そもそも平成の森公園はその名のとおり、平成元年に計画され、平成8年に完成した公園で、全国の市町村に使い道を指定しないで一律一億円を交付する、ふるさと創生事業で整備されました。
この事業で純金こけしや純金しゃちほこなどに一億円使った市町村もあって一時大きな話題になりました。
平成の森公園にはサシバの滑り台など様々な遊具やアスレチックが有って、子供だけでなく大人も楽しめます。
グランドゴルフ場も整備されていて、夕方にはおじぃ・おばぁが集まって来ます。
毎年行われている、ロマン海道・伊良部島マラソンのスタート・ゴール地点にもなっています。
現在はプロ野球のキャンプの誘致を目指して、新しい伊良部球場も整備中です。
いろいろ話題になったふるさと創生事業ですが、当時の伊良部町の選択は大正解だったかもしれません。
観光で来られた方も、佐和田の浜観光の際には平成の森公園で島の空気を十分味わってみてください。
平成の森公園



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【伊良部の日常】
<麩(フー)>
麩沖縄に来て沖縄の食材を使った郷土料理を食べる事は、沖縄の旅の楽しみの一つです。
沖縄の食材を使用した料理にもいろいろありますが、最も有名なのはゴーヤチャンプルだと思われます。
ゴーヤがニガウリである事は、今や誰でも知る所です。
沖縄を思い浮かべる食材の一つに麩があります。
麩と聞くと「なんだ鯉のエサか」という反応を示す人もいますが、麩は全国的に色々な形で食されている食材です。
沖縄で食される麩は車麩と呼ばれる輪の形をした麩です。
有名なのは麩チャンプルですが、汁ものや炒め物などで幅広く利用されます。
ボリュームのある触感の麩はまるで良質の肉の様です。
まるよしでも人気メニューの一つになっています。
オリオンビールを沖縄で飲むのが一番美味しいように、郷土料理はその土地で食べるのが一番です。
まるよしにお越しの際は、是非麩を使った郷土料理をお試しください。
気に入った方はお土産の選択肢に入れてください。
チョー軽いので持ち運びも楽ですよ。



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【伊良部の日常】
<バヤリース>
バヤリースオレンジ亜熱帯の沖縄は気候や文化の違いから、本土とは違った独特の食材や飲み物があります。
食材ではゴーヤと呼ばれるニガウリや島らっきょう、ンギャナなど挙げればキリがありません。
飲み物ではさんぴん茶、オリオンビール、泡盛などが思い浮かびます。
そのほかに長く続いたアメリカ統治下の影響を受けたものもあります。
スパム、ブルーシール、A&Wなど、よもやま話でも色々な物が話題に上りましたが、バヤリースもそんな食品の一つです。
正確にはバヤリースオレンジというそうです。
「バヤリースオレンジは内地でもあるよ」との声も聞こえてきそうですが、内地のバヤリースと沖縄のバヤリースは違うそうです。
そもそもバヤリースオレンジは1951年にアサヒ飲料が発売したとの事ですが、沖縄では米軍統治下だったこともあり、沖縄バヤリースが発売元だったそうです。
発売元の違いだけではなく、本土産はオレンジの輸入制限などから、果汁はオレンジとみかんのブレンドで、沖縄のバヤリースはアメリカから輸入した濃縮オレンジをそのまま使用していたので味自体が違っていたとの事です。
それ以外にも、オレンジ果汁の割合やペットボトルの形など様々な違いがあるようなので、興味のある方は調べてみてください。
そういえば伊良部の人はペットボトルよりも缶入り飲料を好むようです。
冷蔵庫には缶コーヒーや缶入りのさんぴん茶と一緒にバヤリースオレンジも眠っています。
伊良部島を訪れた際には、缶入りバヤリースオレンジでアメリカを味わってみてください。
お土産で買って帰って、内地のバヤリースと飲み比べるのも面白いかもしれません。



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【伊良部の日常】
<コーラルウェイ>
「沖縄(うちなー)の翼」日本トランスオーシャン航空(JTA)にはコーラルウェイという名前の機内誌があります。
南西航空時代の1985年の8月が創刊で、それ以降2か月ごとに発行されていて、今JTAに乗るとナンバー191が読めるはずです。
1985年と言えば宮古島トライアスロンが始まった年なので、宮古島との因縁を何か感じてしまいます。
飛行機に乗ると前座席の背中のポケットに入っていて、沖縄の魅力を沖縄の視点でディープに発信しています。
広告もローカルなものばかりで沖縄好きにはたまらない情報誌です。
正確にはCoralwayと横文字の名前が正しく、JTAのウェブサイトには「サンゴの道」という訳も紹介されています。
創刊当時、那覇の南西航空のターミナルは現在のターミナルとは少し離れた所にあって、日本航空や全日空の飛行機を降りた乗客は少し歩かなければいけません。
中にはタクシーで移動する人も見うけられました。
そんな事も有り、南西航空の飛行機に乗っただけで「沖縄に来たなぁ」と実感して、機内誌をめくると旅情は更に増したものです。
宮古島関係の記事が載っていると、なぜかうれしく感じます。
伊良部大橋が開通したあとには、伊良部島の記事も増え、今はカフェに変わってしまった渡口の浜の天ぷら屋なども記事になりました。
Coralwayのファンは多く、乗った飛行機で手に入れたものをずっと保管している人もいます。
まるよしでも食堂脇の本棚に置かれている事もあります。
定期購読が出来るようなので、飛行機に乗らない方もJTAが発信する「うちなー独特の文化や魅力」にぜひハマってみてください。
ちなみに写真の機内誌はナンバー23で1989年の3/4月号です。
コーラルウェイ



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【伊良部の日常】
<台風銀座2>
地球温暖化の影響といわれる気象現象の変化は、最近激変して日常生活にも大きな影響を与えるようになっています。
ニュースを見ると全国での豪雨被害は日常茶飯事で、ゲリラ豪雨や弾丸低気圧などといったちょっと前までは聴き慣れなかった用語が普通に飛び交っています。
昨年も宮古島・伊良部島の真上を台風13号レンレンがユックリ通過して、大きな被害が出ました。
幸い人的な被害や住宅の倒壊などは少なかったようですが、停電が長く続きました。
まるよしでも下から吹き上げる暴風雨で被害がありました。
まるよしのある国仲の集落では、停電は1日強で復旧しましたが、宮古島の上野では3日間余り続いたそうです。
そのすぐ後、のちに令和元年房総半島台風と呼ばれた台風15号ファクサイの影響で千葉県では長時間の停電が続いて大きな被害が出たと連日報道されました。
台風と言えば、沖縄、特に宮古島は台風の通り道として台風銀座と呼ばれていますが、今や日本全国が台風銀座と言った感じです。
当然伊良部島のほとんどの住宅は台風の備えには万全で、ずっと昔の茅葺き屋根、赤瓦からコンクリート製に変わって、強風にも耐えられる造りになっています。
これからは内地の住宅や電気・水道などのインフラといわれる物も、宮古島・伊良部島並みの対策が必要かもしれません。
台風銀座



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【伊良部の日常】
<路上寝>
宮古島では路上寝がよく話題に上ります。
宮古テレビでも「路上寝は犯罪です」と頻繁に流れます。
路上寝は宮古島に限らず全国的に発生しているようですが、南国の温かい夜に酔いに任せて、ヒンヤリとした地べたで寝るのは「この上もなく気持ち良いに違いない」と想像する方もいるかも知れません。
しかし舗装道路のごつごつとした路面で、蚊に刺されるのにまかせて泥酔して眠りこけるのは、真夏の昼間にガジュマルの木陰で昼寝するのと比べても、絵的にも美しいものではありません。
美しくないどころか危険も伴います。実際、2015年には車にひかれて骨盤骨折をする重傷事故が起きました。
昨年も路上寝が原因の人身事故が発生しているそうですし、財布や携帯電話を取られる危険もあります。
報道によると今年の1月から6月の上半期の路上寝の警察の対応件数は、235件とのことです。
この数字が多いのか少ないのかはわかりませんが、一昨年・昨年と比べると少しずつ減少しているそうです。
今年に限って言えば4月に全国に緊急事態宣言が発表されて、市内の飲食店などが営業を自粛したことなどで路上寝は5月・6月は大幅に減っていたようですが、6月に緊急事態制限が解除されると7月あたりから増加して警察署は注意喚起を行いました。
この数字をみる限り、島の人の行動はなんと解りやすいことでしょう。
裏を返せば、ほかの楽しみが少ないという事でしょうか。
ところが7月下旬に宮古島市で新型コロナウイルス感染者が確認されたことや、8月に県の緊急事態宣言が発出されると8月の路上寝は昨年の82件から32件と大きく減少します。
しかしそんな状況でも32件も路上寝があったという事はさすが宮古島と言う感じです。
感染拡大防止のためオトーリ自粛の要請も出ていますが、気が緩むとつい「まあいいか」となりがちです。
オトーリを楽しみに宮古島に来た方も、今は我慢してコロナが落ち着いたらたっぷり回してください。
慶び (499x1024) 豊見親 (485x1024)



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【伊良部の日常】
<シーチキン>
沖縄の食材は色々ありますが、その中にツナ缶があります。
もともとは占領下のアメリカ文化の影響だそうで、ポークの缶詰のスパムと通じるところがあります。
ツナ缶のシェアの半分以上はシーチキンと呼ばれるはごろもフーズの缶詰だそうです。
他の会社もツナ缶を製造していますが、今ではどれもこれも「シーチキン」と呼ばれるほど馴染みの名前になっています。
ちなみにマグロやカツオの仲間を英語でツナと呼ぶそうですが、シーチキンの名前の由来はマグロが海の鶏肉(チキン)と呼ばれていることから付いたそうです。
命名したのは静岡県に本社を置くはごろもフーズの前身の後藤物産缶詰の社長だそうで、昭和33年にはシーチキンが誕生しました。
沖縄県民1人当たりのシーチキンの消費量は全国平均の約4倍と言われていて、贈答用のシーチキン箱売りは県内のみで販売しているそうです。
そんな事もあってか、はごろもフーズの社長らが首里城再建支援に2年間で1億円を寄付するという、うれしいニュースも流れました。
伊良部島でもシーチキンは欠かせない存在で、チャンプルなどの炒め物やサラダなどの食材になっています。
まるよしを訪れたあなたも、知らないうちに口にしているかもしれません。
料理が一味変わって沖縄風になります、是非家でも試してみてください。
シーチキン ツナ缶



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【伊良部の日常】
<台風の夜>
9月を迎えると台風のニュースが毎日のように流れます。
台風が発生すると農家は仕事になりません。
さすがに直撃の時は皆、家でじっとしていますが、台風が来る前は良いお休みになります。
今年はコロナの影響で状況が異なりますが、これまでは台風が近づくとまるよしでの居酒屋タイムも地元率が高くなりました。
当然会話は方言で繰り広げられます。
話題は最近の話や地元の人の近況から昔話まで様々な話題がのぼりますが、そんな中で必ず出てくるのはサトウキビの話です。
今年の作柄から最近の品種の話やもろもろのサトウキビの話で盛り上がり、ブーズの言葉が飛び交います。
台風で足止めを食らったお泊りのお客さんの中には、観光客向けの店での会話とは全く違う言葉に眼を白黒させる方もいます。
初めて聞く伊良部島の言葉は外国語のようです。
都会では仕事帰りのサラリーマンが居酒屋でもっぱら仕事の話をすると聞いています。
話題は仕事の愚痴や人間関係の悩みも多いとか。
伊良部の地元の飲み会も仕事の話になると皆熱く語ります。
伊良部島では「サトウキビの生産性を上げるにはどうしたら良いか」など建設的な話になることが多いようです。
会社勤めだと残業代が出ても良いかと思うほど真剣です。
台風の中の島



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【伊良部の日常】
<さんぴん茶>
沖縄には様々な郷土料理やトロピカルフルーツ・泡盛など、独特の食べものや飲み物がありますが、その中で忘れていけないのはさんぴん茶です。
まるよしの常連さんは、初めて宮古島に来た時さんぴん茶を飲んで中華街で飲んだジャスミンティーを思い浮かべたそうですが、さんぴん茶もジャスミンティーの一種とのことです。
物の本によると、さんぴん茶の語源はジャスミン茶を指す中国語のシャンピェンチャーがなまったものとか。
宮古島の自販機やスーパーのペットボトルの陳列棚ではさんぴん茶が主役です。
食堂やカフェでも、お冷でなく冷たいさんぴん茶を用意してくれる店がほとんどです。
まるよしでもランチのドリンクバーに並びます。
オリオンビールは沖縄で飲むのが一番美味いのと同じように、さんぴん茶も沖縄で飲むのが一番美味しいと言われています。
スッキリした飲み口で、沖縄の気候にピッタリ合います。
そんな訳で内地で飲むさんぴん茶の味は、伊良部島の味とは微妙に違うと感じるかもしれません。
一方、さんぴん茶が好きな沖縄好きの方の中には、内地でも一年中飲んでいるという話も聞きます。
伊良部島のスーパーではペットボトルの他に、さんぴん茶のお茶の葉やティーバッグも売っています。
さんぴん茶を気に入った方は、是非お土産に買っていってみてください。重さとお手軽さを考えれば、水出し用のティーバッグがお勧めです。
数種類販売されていて、微妙に味が違うので色々試してみてください。
最近は内地の方が暑いようなので、ハマるかもしれません。
さんぴん茶



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【伊良部の日常】
<共和バス2>
宮古島には路線バスの会社が3社あります。正確に言うと「ありました」です。
と言うのは昨年の下地島空港の定期便復活にともなって、中央交通が参入したため現在は4社になっているからです。
伊良部大橋が架かる前は、宮古島に宮古協栄バスと八千代バスの2社、伊良部島に共和バスの1社でした。
伊良部村史によると、伊良部島の路線バスの歴史は古く、戦後には村で保有していた荷台を改造したトラックをバスの代用として利用していました。
1958年(昭和33年)に丸勝バスと渡久山バスが運行を開始して路線バスが本格化すると、島民の足は劇的に変化します。
その後、丸公バスと丸勝バスの時代を経て1963年(昭和38年)に2社が合併して共和バスが登場すると路線バスの全盛期となります。
時代が進むにつれて自家用車の普及が進み、路線バスの利用者は減っていくことになりますが、今でも車を運転しない高齢者や学生たちには生活に欠かせない交通手段です。
定期船の時代には、伊良部島の佐和田から南区、北区の各集落を巡って、高速船が発着する佐良浜港が終点でしたが、橋が架かると路線は宮古島の平良港まで伸びました。
橋が架かる前、まるよしにを訪れる人にとって一番安価な方法は、宮古空港からは宮古協栄バスで「平良」まで行ってから平良港まで歩いて、宮古フェリーかはやて海運の高速船に乗り継いで佐良浜港へ渡り、共和バスでまるよしまで行くというものでした。
宮古空港からのバスは本数が限られていたため、平良港までタクシーを利用することもありましたが、1,000円でお釣りが来たものです。
乗り継ぎもうまくいかずに時間は掛かりましたが、その分旅情はそそられました。
今はスピードと効率ばかりが優先される世の中ですが、コロナが落ち着いた折にはゆっくりと伊良部島への旅情を感じる旅はいかがでしょうか。
その際には伊良部島の共和バスがお手伝いいたします。
余談になりますが、NHKで放映された路線バスの旅ではスピードスケートの清水選手も共和バスで旅をしました。
共和バスは今日も伊良部島の住民を乗せて、コロナ対策のため窓全開で走っています。
共和バス



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【伊良部の日常】
<水難事故>
海が綺麗な伊良部島には、絶景巡りだけでなくマリンスポーツなどの海関係のアクティビティを求めてくる人がたくさんいます。
単に海水浴を楽しむ人も多いですが、ダイビングやシュノーケルを楽しむ人が圧倒的です。
最近はSUPやカヤックを提供するショップも増えています。
伊良部大橋が架かって5年が経過してビジネスチャンスがあると見るや、渡口の浜や伊良部大橋のたもとでは、ジェットスキーやパラセーリングやバナナボートなども見かけるようになりました。
伊良部島や下地島に似合うかどうかはさておき、色々な海関係のアクティビティが登場してお客さんが増えると、比例して増えるのが水難事故です。
橋が架かってから伊良部島では毎年のように、死亡事故が報告されています。
2015年8月には台風の後の渡口の浜で観光客3人が亡くなる痛ましい事故も起きました。
NHKなど全国のニュースで報道されたので、記憶に残っている方もいるかもしれません。
たまたま居合わせたまるよしのスタッフの孫も救助を手伝ったこともあり、人ごとではありません。
事故が起きると緊急車両のサイレンが聞こえ、海上保安庁のヘリコプターが飛び交います。
昨年は渡口の浜で「人がおぼれている」との通報があり一時騒然としました。
結局人ではなく、台風で流されたパラソルだっということでした。
人騒がせな事件でしたが、事故ではなく幸いでした。
内地では見る事が出来ない美しい海の魅力に勝てずに、コンディションの悪いときでもつい海に入ってしまいがちです。
下地島の中の島海岸では昨年に続き、今年も死亡事故がおきました。
今年は海が荒れた日に入水を控えるように呼び掛ける、伊良部島のマリンショップのスタッフの姿もありました。
伊良部島の海は海水浴場ではなく、ライフガードもいません。
天候や体調が芳しくないときは、海に入らない勇気も必要です。
海荒れの中の島


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伊良部の日常】
<ピリン酸>
伊良部島にはピリン酸という万能薬があります。
橋が架かるずっと前から続いている、置き薬に必ず入っています。
宮古島への定期船が出ない夜間や台風などで海が荒れて一時的に孤島となる伊良部島では、置き薬は救いの神です。
その中でもピリン酸は代表的な薬です。
そもそもピリン酸はナイヤガラピリン散Aといのが正式な名称で、奈良県の美吉野製薬という製薬会社が製造している解熱鎮痛薬です。
いつごろからか痛み止めとして有名になったロキソニンみたいなものでしょうか。
ピリン酸の効能は筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱などということですが、体に不調があるとそれ以外の症状でも飲む人もいるとか。
どうしてピリン酸が宮古島で流通しているのかは不明ですが、大阪に働きに行く人がピリン酸が作られている「奈良県と近いというだけで安心した」という話もあって、島の人にとっては万能薬です。
人によっては「ヤク」だとか、覚せい剤などと呼ぶ人もいます。
それだけ島の人にはやめられないほど、信頼する薬ということでしょうか。
橋が開通した今でも、島の人はピリン酸を携帯しています。
宮古島の薬局で手に入るようなので興味のある方は、島の土産に買ってみてください。
ただし、使用上の注意、用法・容量は必ずご確認下さい。
ピリン酸




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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の日常】
<素潜り>
伊良部島での代表的なマリンスポーツはダイビングやシュノーケルですが、その楽しみは海の生き物との出会いや、美しい神秘的な海の中の景色を覗くことです。
でもそんな楽しみ方のほかにも、海の中に溶け込むような感覚が好きで、海に潜る人も多いようです。
その代表的なものは、自分の息だけで潜水する素潜りです。
スキンダイビングとも呼ばれています。
海に潜らなくても、海で泳ぐのがたまらないという人もいますが、共通するのは水の中で体の力を抜いて海と一体となる感覚が好きだということです。
だいぶん前に「お魚になったワ・タ・シ」とうフレーズのお風呂のコマーシャルもありましたが、フリーダイバーのジャック・マイヨールをモデルにした映画「グランブルー」のような感覚です。
「ヤク」はやったことはありませんが、現実と日常から離れて海に抱かれる感覚は薬物のような中毒性があるという人もいます。
それほど気持ちいい感覚で、一度味わうと病みつきになるそうです。
母親の子宮の中にいる感覚と似ているという人もいますが、残念ながら覚えていません。
でも、本能的に覚えている感覚がこんな懐かしい、心地よい気持ちにさせるかのかもしれません。
海遊びに来て目指す獲物に出会えなくても、何も考えずに海に抱かれているのが一番の贅沢かもしれません。
イモト04

イモト02




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伊良部の日常】
<サルの会>
伊良部島には相互扶助を目的とした模合(もやい)などの集まりがありますが、本来の目的の相互扶助から離れて親睦の集まりになったもやいもあります。
同級生や職場、親戚などのもやいがそんなものにあたると思われます。
年を重ねる間の色々な節目にも様々な集まりがあって、成人式から始まって、小学校卒業30周年、還暦、古希のお祝いなどがあって同級生が顔をそろえます。
これらは大きなイベントなので、本番の準備と称して何度も同級生が顔を合わせます。
これらの集まりは伊良部では一般的ですが、地区ごとにローカルな集まりもあります。
そんな集まりの一つに南区の一部で行われているサルの会があります。
通称「申の会」で申年の親ザル、なかザル、子ザルが集う3代にまたがる宴会です。
世代、血縁を超えて集う珍しい集まりです。
子ザルが10代から20代、親ザルは50代から60代前半です。
普段は挨拶程度しかしない人とも話せて、人との繋がりが増えて話題が広がって楽しいとの評判です。
他の干支でもやっているかどうかは不明ですが、なぜサルだけなのかも不明です。




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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の日常】
<観光情報誌>
宮古島には観光情報誌がいくつかあります。
最近はもっと増えたようですが、主なものは3つあって空港や観光施設においてあります。
いずれもフリーペーパーですが、ビックリするほど中身は充実しています。
あらかじめ高いガイドブックを買った人はシマッタと思うかもしれません。
そんな中で一番歴史が古いのが「ガイドブック宮古島」だと思われます。
創刊は2008年(平成20年)です。
当時の離島観光の中心は石垣島を中心とした八重山諸島で、宮古島と言えばまだバブルのバの字も無く観光はマイナーな存在でした。
他の2つの情報誌は「たのしま宮古島」と「宮古島BBcom」です。
「たのしま」はもともと八重山に起源があって歴史は古いようですが、宮古島進出は2010年(平成22年)頃と思われます。
「宮古島BBcom」は会社の設立が2012年(平成24年)なので、創刊はそのころと思われます。
創刊の時期については推測も含まれているので正確さは欠けますが、いずれにしろ宮古島が観光に力を入れはじめた頃と重なります。
「ガイドブック宮古島」は年1回、「たのしま宮古島」は季刊、「宮古島BBcom」は月刊と何となく棲み分けが出来ているようです。
それぞれ優れモノなので来島の際は、気に入ったフリーペーパーをご活用ください。
店の掲載については、掲載料を払えば載るので必ずしもその店がお勧めの店とは限りませんが、参考になることは請け合いです。
かつてまるよしも掲載されていました。
古い「ガイドブック宮古島」を見ると伊良部島の掲載店も少なく、当時の状況が改めて思い出されて感慨深い思いです。
ガイドブック宮古島2008 まるよし記事






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伊良部の日常】
<まもる君事情>
今はみんなが知っている宮古島まもる君ですが、名前がついてその名が知られるようになったのはそんな昔の話ではありません。
その辺の事情はよもやま話の別の記事でご紹介していますので、ご参照ください。
最近、ニュース専門チャンネルの愛媛県のローカルニュースでポリス人形の紹介がありました。
著作権等で詳細はご紹介できませんが、その姿を見てびっくりぽんです。
なんと宮古島のまもる君と生き写しの人形が颯爽とお仕事をしています。
ポーズもそっくりで、造る型が同じと思わざるを得ません。
ちなみに宮古毎日新聞の記事によると、宮古島の警官型人形は1991年に設置されたそうですが、愛媛県のポリス人形は1997年だと言われています。宮古島での設置は1996年との説もあるようです。
愛媛県のポリス人形の設置時期と近いようなので、同じ時期に日本全国に同じ警察官型の人形が配置された可能性があります。
宮古島では「宮古島まもる君パーフェクトガイド」なるものも出ていて、まもる君の兄弟は宮古諸島には19人いるそうですが、宮古島以外のどこかにたくさんの従妹か親戚がいるかも知れません。
興味のある方は是非調べて見てください。
まもる君事情




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伊良部の日常】
<ヤギ汁>
ヤギは伊良部島ではピンザと呼ばれ、お祝いや祭のときにつぶされ、ごちそうになります。
主にヤギ汁で食されます。
そんなヤギ料理ですが、妊婦が食べると流産すると言われています。
ただし、夫婦で食べれば大丈夫と言われていますが、その理由はわかりません。
反面、子供が産まれないとヤギを食べると良いと言われる事もあります。
ヤギ汁には「悪いものを流す力が有る」と言われてもいます。
ヤギは西洋では悪魔の使いとして言われる事もあるようですが、伊良部島で見かけるヤギはそんな風にはみえません。
ヤギ汁を食べる事ができる店もあるので勇気のある方、興味のある方はお試しください。
ただし汗がヤギ臭くなると言われています。
ピンザ2019




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伊良部の日常】
<ブルーシール>
沖縄でアイスクリームと言えばブルーシールです。
アメリカの統治下の影響ですが、今では沖縄の名物になっていて観光客のお目当てにもなっています。
A&Wのハンバーガーを食べて、ブルーシールのダブルのアイスクリームをほおばるのがアメリカンスタイルです。
ブルーシールは内地のアイスより濃厚でくせになります。
宮古島、伊良部島でもあちこちで販売されていますが、かつてまるよしでも玄関の横のスペースで販売していたことがあります。
お値段の方はピンキリですが、ホテルの食堂や観光客をターゲットとした店では「あれっ」と思う値段で販売されています。
伊良部島では、今は観光客向けのカフェに変わってしまった渡口の浜食堂で販売されていたダブルのアイスが250円でした。
橋が架かる前の最安値だったと記憶していますが、今はどこがお徳なのでしょうか。
アイスクリームがお好きな方は、是非市場調査をやってみてください。
宮古島では昨年11月にブルーシールのフランチャイズ店がオープンしました。
まるよしの常連の伊良部のおじさんたちも早速味見にいったそうですが、周りは観光客やギャルばかりだったとかで、だいず恥ずかしかったそうです。
宅配で送ることも出来るようなので、お好きな方はご利用下さい。
ブルーシール宮古島店




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伊良部の日常】
<マスク曇り止め>
宮古島・伊良部島への旅の目的の一つにシュノーケルがあります。
沖縄で一番美しいと言われる海でのシュノーケル体験は、それはそれは素晴らしいものです。
透明度の高い海に、色とりどりのサンゴや海の生き物との出会いは、別の世界に迷い込んだ様で日常のこまごました事を忘れさせ、心を癒します。
そんな素晴らしい景色を手軽の楽しむのには、シュノーケル3点セットといわれるマスク・シュノーケル・足ひれが必要と言われていますが、その中でもマスクは重要です。
ところがそのマスクが顔の形に合わずに水が入ったり、曇ったりして折角の水中の景色が良く見えない場合があります。
体質にもよるようですが、どんなにマスクを換えても、市販のマスクの曇り止めを付けても、全く駄目という人もいますし、一方全く大丈夫な人もいます。
自分のつばをペッとやるだけで大丈夫な人もいます。 まるよしに通うRさんは曇り止めには自分のつばが絶大だと豪語して、販売したいなどとよた話をします。
コロナの話題で持ちきりの今ではあり得ない話ですが、勇気のある人は藁にもすがる気持ちでこのつばを試してください。
これが嫌な方は、昔から効果があると言われている海岸に生えているモンパの木の葉っぱ汁を塗ってみてください。

モンパの木




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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の日常】
<あんな>
母親の呼び方には色々ありますが、一般的にはお母さんだと思われます。
その他にもお母様、おふくろさん、母上など古くからの日本の呼び方に加え、ママやマミーなども耳にします。
日本全国で考えれば、無数の呼び方があると思われます。
それでもやはり、おかあさんが代表的だと思われますが、伊良部では「まーま」とか「あんな」などと言います。
「あんな」は宮古島の方言ですが、日本的というよりは英語の様でもあり、女性の名前の様でもあります。
いかにもお母さんらしい、やわらかい、暖かい、全世界に通用する言葉の響きです。
1970年、80年代に青春真っ只中だった人は甲斐バンドの曲や、文学の好きな方はロシアの小説の主人公の名前を思い浮かべるかもしれません。
宮古島で子育てを頑張るママを応援する情報誌として2016年に創刊されたフリーマガジンにも「anna」の呼び名が付いています。
まるよしのスタッフだったヤンママも、その雑誌に載ったことがあります。
フリーマガジンなので、観光で来られたお母さんも「anna」を見て、自分の地域の状況と比べてみてください。
島の子育ては地域ですると言われていますが、その雑誌を読むとそんな雰囲気の一端が見られるかもしれません。
あんな01



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伊良部の日常】
<道路標識>
街中に暮らしていると、道路標識のデザインは解かれば良いという無味乾燥なデザインが多いように思われます。
もっとも標識は解かりやすく伝えるためにあるので止むを得ませんが、街中を離れると思わず眼を見張るデザインの標識があります。
動物注意の標識にはイノシシやサルやクマの絵が描かれていたりして、その地域独特の生き物がわかります。
沖縄ではイリオモテヤマネコやヤンバルクイナのデザインが有名ですが、宮古島・伊良部島にもあります。
池間島にはカニ横断注意標識があります。オカガニの産卵時期に道路を横断するオカガニの注意看板です。
島尻の土地改良された広大な土地を貫く広い農道には、トラクターに注意の標識があります。
伊良部島には天然記念物のオカヤドカリをデザインした可愛い標識も登場したという情報もあります。
マンホールの蓋のデザインも地域色があって人気だそうですが、宮古島・伊良部島には方言で描かれた注意看板もあるので、道路標識に目を向けるのも楽しいかもしれません。
ちなみに宮古島のマンホールのデザインはトライアスロンです。
トラクター注意看板



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伊良部の日常】
<のど自慢大会>
2月2日に伊良部公民館でのど自慢大会が開催されました。
事業所対抗のチャリティー大会で今年は一昨年に続いて2回目の開催だそうです。
宮古島、伊良部島の様々な事業所から11組が参加して盛り上がりました。
NHKののど自慢のミニ版のような形式で、事業所のPRを含みます。
主催、共催している伊良部商工会青年部、女性部の軽妙な司会でアットホームな雰囲気のうちに進行しました。
開場時間の13時30分には閑散としていた会場も、さすが島時間、開園前後に続々と人が集まります。
見渡した限り、来場者はゆうに100名を超えていたようで、チャリティーとしても成功したようです。
前回は宮古テレビの放送があったそうですが、今回は別の取材と重なったためにテレビ局の姿はありませんでした。
出演者の中には、子供には見せられないようなパフォーマンスも有って、客席は大いに盛り上がりましたが、テレビ放送が有ったらモザイクとピーという効果音の連発だったかもしれません。
来年以降も開催されるようなので、この時期に伊良部島を訪れる方は、島の生活にじかに触れてみて下さい。
のど自慢ちらし (973x1280)



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伊良部の日常】
<インバータ>
宮古島の方言で海はインといいます。
風はカジと発音するので、インカジは海風のことです。
伊良部島で初めて出来たダイビングショップの名前にもインカディが使われています。
バータは伊良部島では近くとか傍(そば)の意味で使われます。
因みにバタはお腹のことです。
地名にもバタが付く事も多く、どこどこの近くという意味に思われます。
このサイトのタイトル画像もキドマリバタという場所の遠景で、昔キドマリという集落があった場所の近くです。
ただ谷を意味するバダという言葉もあるので、谷のような地形から名前がついたのかもしれません。
そんな訳で伊良部島でインバータとは海のそばという意味で、エアコンのことではありません。
キドマリバタ



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伊良部の日常】
<沖縄おでん>
おでんと言えば冬の食べ物というイメージがあります。
実際、内地のコンビニでも季節物になっている所が多いようです。
ところがどっこい暑い沖縄には1年中おでんがあります。ありますと言うより、沖縄のおでんは有名です。
沖縄のふうどライターとして、テレビにも良く出演している嘉手川学さんによると、おでんは昔から沖縄にあったわけではなく、おでんの店が出始めたのは沖縄が本土に復帰してからとのことです。
沖縄のおでんと内地のおでんの違いは、出汁のとりかたや入っている具などいろいろあるようですが、決定的な違いは具材に豚足(てびち)が入っていることです。
そのほか、青菜も必ずはいっています。
まるよしの近くにも「綾」というおでんやさんがあります。
まるよしでも良く利用させていただいています。
昼間は全く目立ちませんが、あたりが暗くなると提灯に電気が灯って存在感を示します。
ちょっと前までは地元の人ばかりでしたが、最近では観光客の方もちらほら見かけるようになりました。
トロトロに煮込んだてびちが絶品で、豚足ぎらいの人でも一口食べてハマッたと言う人もいます。
「コラーゲン、コラーゲン」とつぶやいて、てびちを頬張る女性もいます。
まるよしにお泊りの方も、まるよしの食堂は月曜日が定休日なので、ぜひ月曜日に一度お試しください。
もちろん月曜日でなくてもオーケーですし、カラオケルームも楽しめますよ。
昼のおでん綾 (1024x690) 夜のおでん綾 (1024x692)



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の日常】
<ビーチコーミング>
海岸の楽しみ方の一つにビーチコーミングがあります。
ビーチコーミングとは「海岸などに打ち上げられた漂着物を収集したり、観察したりする行為」の事をいうそうです。
そんなしゃれた名前が広まる前には、単に貝拾いなどと言っていました。
ビーチコーミングの対象は漂着物なので、ビーチに打ち上げられた物は何でも含まれます。
流木や椰子の実やごみなども含まれますが、伊良部島ではもっぱら貝殻やシーグラスやサンゴの欠片が対象です。
ビーチに打ち上げられる寄り物は、海岸の地形、風向き、海に生息する生き物などによって変わるので、ビーチコーミング的にはそれぞれの浜でそれぞれ違った特色がでます。
因みにビーチは海岸、コーミングは櫛で髪をとかすように隈なく探すというような意味があるそうです。
まるよしの常連さんは、とかすほどの髪は有りませんが、隈なくビーチを徘徊してお宝を拾ってきます。
まるよしにお泊りの方も、楽しみの一つに加えてください。
海が荒れた後の、干潮時には思わぬ幸運に出逢えるかもしれません。
貝殻



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伊良部の日常】
<カラオケボックス>
伊良部島の島の人の楽しみの一つにカラオケがあります。
個人差はあるかも知れませんが、民謡酒場で飛び入りで歌ったり、みんな唄が大好きです。
もやいの後の2次会や、家族でもカラオケを楽しみます。
もちろん飲み屋やスナックに行ってもカラオケを楽しみます。
カラオケと言えば都会ではカラオケボックスが主流のようですが、伊良部島ではほとんど見かけません。
宮古島では平良を中心にカラオケボックスの看板はあちこちで見かけますが、伊良部島には2、3軒といったところでしょうか。
国仲のおでん綾にはカラオケルームがありますが、純粋に南区でカラオケボックスといえば佐和田の浜にアクアしか思い浮かびません。
まるよしでも利用する機会がありますが、そんなアクアにも閉店の噂があります。
以前はまるよしの向かいにもカラオケボックスがありましたが、今はありません。
今後まるよし近辺ではカラオケ難民が発生すると思われます。
ビジネスチャンスを狙っているあなた、今が新規開店のチャンスですよ。
アクア



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伊良部の日常】
<民泊>
東京オリンピックが話題になりはじめた頃から民泊の話が頻繁にのぼるようになりました。
テレビなどで話題になるのは外国人向けの怪しい民泊施設ですが、伊良部島で民泊と言えばそもそも修学旅行や体験学習などです。
伊良部島でも何年か前からか民泊を受け入れています。
小学生の児童から高校生の学生さんまでと年齢に幅はありますが、民家に泊まって地元の色々な体験をしながら社会生活を学んでいくものです。
伊良部島を訪れる民泊では、シュノーケリングなどのマリンアクティビティやサトウキビの収穫体験をしたり、海に沈む夕日や満天の星空を眺める事が出来る事もあります。
伊良部島ならではの体験に子供たちは大喜びです。
宿泊している家の自家用車での島内見学では、伊良部島を知り尽くしたおじぃ・おばぁが美しいビーチや夕日ポイントなどの数多い絶景を案内します。
普通の観光客より伊良部島のローカルな旅を楽しまめます。
ただし授業の一環という事なので、いろいろ制約があるようです。
まるよしでも数年前に受け入れた経験がありますが、その時はスマホは禁止でした。
また当時から話題になっていた絶景ポイントの三角点は、危険なので案内したらダメとのお達しがありました。
今は少し状況も変わった様ですが、制約は当然あるようです。
受け入れ側にも制約があって、生徒の前でのお酒やタバコは禁止だそうです。
受け入れる島の人はこっそりトイレでタバコを吸ったり、隠れてお酒を飲んでいるとか。
賞味期限を過ぎた味噌を料理に使って名簿から外された人もいるという噂もあります。
いずれにせよ民泊をきっかけに、生徒たちが大人になって又伊良部島を訪れてくれればと思います。
その時は、制約無しにもっと楽しめますし、お酒も一緒に飲めるかもしれません。
民泊01 (1024x692)  民泊02 (1024x691)



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伊良部の日常】
<伊良部島ラジオ>
仕事や旅行などで日常暮らしている地域を離れて違う土地に行く楽しみの一つに、その土地ならではのテレビ番組を見る事をあげる人もいます。
日本各地にはローカル放送局のテレビ番組やラジオ番組があって、その土地ならではのベタな話題や出来事に触れることができます。
沖縄も例にもれず、ローカル放送が楽しめます。テレビではNHK以外では、琉球放送(RBC)、琉球朝日放送(QRB)、OTV沖縄テレビ(OTV)があって、ラジオでは琉球放送(RBC)、ラジオ沖縄(ROK)が楽しめます。
宮古島ではケーブルテレビの宮古テレビ、ラジオではエフエムみやこもあります。
そんな中にRBCラジオが毎週土曜日午前10時から5時間の生放送をするサタデーマグネットという番組があります。
アナウンサーの嘉(よしみ)大雅が放送する番組で、その中に伊良部島ラジオというコーナーがあります。
嘉大雅さんが伊良部島出身という事もあって、伊良部島の人と電話で話すコーナーです。伊良部島の超ローカルな話が聴ける、島の人にとっては楽しみなコーナーです。
まるよしもそのコーナーに出演したことがあります。
嘉さん自身も里帰りの時には、まるよしを訪れていただく事もあります。
先日、その番組が全国紙の朝日新聞のラジオアングルというコーナーでも紹介されました。
著作権に触れるので、記事の具体的な内容に触れることは出来ませんが、好意的な内容で心が温かくなりました。
伊良部島のおいでの際は是非、聞いてみてください。
よりディープな伊良部に触れ合えますよ。



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伊良部の日常】
<中学卒業30周年>
伊良部島では同級生の絆が強く、折に触れ同級生と集います。
日常的にも同級生のもやいなどで顔を会わせますが、成人式、数え50歳、還暦、古稀など節目では伊良部島に住んでいない沖縄や内地の人も交えて大々的に行事が行われることがあります。
そんな節目の集いの一つに中学校卒業30周年があります。
時期が近づくと還暦のお祝いと同じように集落ごとに幹事を選出して準備をします。
準備は一年も前から進められます。
記念のDVDの作成や、オリジナルのユニホームのデザインの決定や、会場選びや旅行などの計画がたてられます。
集落毎に幹事を選んで、沖縄、九州、関西、名古屋、関東等それぞれの圏内に住む同級生に連絡します。
幹事はとにかく大忙しです。
一方、都会では隣に住んでいる人も知らないと言われるほど、人のつながりが希薄と言われています。
同窓会を毎年やっている人もいるようですが、ほとんど機会が無いと言う人も多いようです。
それと比べると、伊良部島の人間関係は大分濃いようです。
住んでいると余り実感は無いようですが、都会がノンアルなら伊良部島は泡盛の古酒と言ったところでしょうか。
まるよしの常連さんも30周年の幹事を務めて頭を痛めていましたが、同窓会等の集まりで頭を痛めると言うのも、幸せな事かもしれません。
20191025卒業30年記念シャツ01  (768x1024) 20191025卒業30年記念シャツ02   (768x1024)



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伊良部の風物詩】
<サシバの渡り2019>
20191021野鳥観察会のぼり (452x1024)寒露が過ぎて、今年もサシバの渡りの季節になりました。
まるよしの近くでも、チラホラ見かけたと言う話を聞きましたが、台風19号が日本列島から離れた13日はたくさんのサシバが飛来しました。
下地島でもたくさんの群れが空を舞い、双眼鏡や望遠レンズ付きのカメラを持った人が見受けられました。
体験滞在施設付近では、野鳥観察会も開催されていました。
新聞報道によると1時間の間に1,200羽のサシバが観察されたそうです。
観光客の方々の目線は海を見下ろす絶景を見渡したり、シュノーケルで海を覗いてトロピカルフィッシュを見たり下を向きがちですが、この季節に伊良部島を訪れた方は是非空を見上げて下さい。
昔と比べるとずっと数が減りましたが、サシバが空高くを旋回する雄大な光景を見れるかもしれません。
下を向きがちな首の運動にも良いかもしれませんが、見上げすぎると痛めますのでご注意ください。
20191021サシバの渡り01

20191021サシバの渡り01



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伊良部の日常】
<サシバの密猟>
フナウサギバナタ (691x1024)サシバの猟が禁止されたのは昭和47年(1972年)という事なので、そろそろ半世紀になります。
禁止される以前は食糧難の時代でした。
サシバは羽をむしると肉は握りこぶし大の大きさしかなく、食べるところは少なかったそうです。
それでもサシバの肉は栄養面で貴重なタンパク源であると同時に、味も素晴らしく美味しく感じられたそうです。
毎年10月に渡って来るサシバは年に一度の天からの恵みでした。
今は美味しい食べ物が簡単に手に入る時代なので、今サシバを食べるとそんなに美味しく感じられるかはわかりません。
それでも
サシバを食べた世代はその味が忘れられないようです。
嘘か誠かわかりませんが、今でも一羽4000円から5000円で売られているとか。
最近の価格は7000円になったという噂もあります。
こっそり手に入れたサシバの肉を冷凍庫で凍らして保存しているとうそぶく人もいます。
禁止されると手に入れたいのが人の常ですが、万が一誘われてもホイホイ付いて行かない方が良いと思います。
手が後ろに回る羽目になるかもしれません。
サシバと同じように、伊良部島でもヤシガニの捕獲が全面禁止になりました。
季節と大きさによって少しの抜け道はあるようですが、見て楽しむだけにしてください。



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伊良部の日常】
<100日祝い>
命名書なーふぃーとは、子供に名前が付いたお祝いのことで生後3~4ヶ月に赤ちゃんの首が完全にすわった時期に行うお披露目会です。
伊良部では100日のお祝いと言うことが多いようです。
伊良部島の佐良浜では3日間お祝いが続きます。
親戚や近所の人や知らない人も来ます。
誕生日のお祝いや法事も3日間です。
佐良浜の女性と結婚した宮古の若者は「伊良部の風習について行けずに別れた」と言っていましたが、ホントの理由は定かでありません。
地域によって異なるようですが、宮古ではお祝いは1日だけが一般的だそうです。
ちなみにまるよしのある伊良部島の南区では本番のお祝いは1日で、翌日は家族や手伝いをした人達で片付けを兼ねてお祝いします。
1日と言っても、お祝いに来る人たちは100人単位です。
女の人たちは料理やお祝い品の準備に追われ、男の人たちはお客さんの接待をします。
佐良浜ではあまり行われないようですが、南区では当然のようにオトーリが回されます。
いずれにしても、佐良浜に限らず伊良部島全体がディープなのは間違いないようです。



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伊良部の日常】
<やっぱりステーキ>
やっぱりステーキ02飲んだ後の〆といえば、昔はお茶漬け、定番ではラーメンと言われていますが、沖縄ではステーキです。
沖縄を紹介する旅番組でも、那覇のステーキ屋を紹介する番組が多いようです。
伊良部島ではさすがにステーキの声は聞こえてきませんが、宮古島ではステーキを〆にする事があるようでステーキ屋が何軒かあります。
伊良部島の人もイーザトで飲んだ後に、ステーキで〆ることがあるそうです。
そんな中、昨年「やっぱりステーキ」宮古店がオープンしました。
いきなりではありません、やっぱりです。
やっぱりステーキは沖縄に本社があるステーキのフランチャイズ店で、今では全国展開しています。
2015年にオープンしてから急成長して、2018年6月に宮古島にも上陸しました。
ステーキが1,000円で食べられると島の人で賑わっています。
食べ物の好みは人によって違うので何とも言えませんが、まるよしの常連さんの中にもやっぱりステーキが気に入って通う人もいます。
沖縄のやっぱりステーキと食べ比べて、宮古店の方が肉が柔らかく美味しかったという人もいます。
おすすめは店の名前のもなっている「やっぱりステーキ」だとか。
宮古牛のステーキには手が届かないあなた、宮古観光の際に一度試してみてはいかがですか?
やっぱりステーキ01



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伊良部の日常】
<みーや>
宮古島のイメージキャラクターはみーやです。
みーやは2009年12月に選定されました。
クマモンに代表されるようなゆるキャラは、何年も前から誕生していたようですが、調べてみるとゆるキャラと言う言葉自体は2004年頃からだそうです。
ルーツは1980年代の博覧会ブームのマスコットキャラクターだったとか。
日本全国の自治体は競い合うようにゆるキャラを世に送り出しましたが、その例に漏れず、みーやにも着ぐるみに身を包んだゆるキャラが生まれました。
着ぐるみと言って、思い起こさせるのはミッキーマウスです。
と言っても、ミッキーマウスは一人の人格として扱われているので、着ぐるみではありません。
子供の夢を壊さない様にするためか、人前でその本当の姿を見せることはありません。
まるよしの常連さんがかつて勤めていた病院の慰問にミッキーマウスが訪れた事があるそうです。
その時も着替えの場所や時間などは、病院関係者のごく一部の人しか知らされず、最大限の秘密にされました。
まるで国賓並みの扱いです。
下地島空港が開港して第一便をタラップまで出迎えに行ったみーやですが、保安検査を通るときに、着ぐるみのかぶりものを取って素顔を見せたそうです。
当時、目撃した人の話ではおじさんだったとか。
みーやはみーやと思って、まさか中に人が入っていると思わない人が何人いるか知りませんが、夢を壊したのなら済みません。
因みにみーやにはイメージキャラクターソングもあって、地元のデュオのパニパニjrが歌っています。
興味のある方は、島の駅で流れていますので、聞いてみてください。
20190810みーや (768x1024)



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伊良部の日常】
<二千円札>
宮古島に由来する有名人も増えましたが、その中に宮古島にルーツを持つ川満しぇんしぇ~がいます。
県内では役者、芸人など幅広く活躍しています。
学校の先生をしていた訳ではないようですが、そんな風に呼ばれています。
宮古島では先生は「せんせい」ではなく「しぇんしぇ~」と発音します。
標準語と呼ばれているNHKのアナウンサーがしゃべる言葉に染まっている人は、ふざけて言っていると感じる人もいるようですが、宮古島では先生は「しぇんしぇ~」です。
宮古島では「せん」の発音が「しぇん」になるためで、伊良部島でもふつうに「しぇんしぇい」とか「しぇんせい」と言います。
そんな訳で千円は「しぇんえん」です。2千円は「にしぇんえん」です。
沖縄サミットが行われた、西暦2000年に発行された2000円紙幣は沖縄にとって特別な存在です。
守礼門がデザインされている事もあり、沖縄のアイデンティティが日本中に認められたと感じた人もいるようです。
2千円札は沖縄では普通に出回っていて、伊良部島でもお年玉などでもよく使われています。
今回の改元で新紙幣が発行されると騒がれていますが、2千円札だけは変わらないとのこと。
沖縄ゆかりの紙幣だけリニューアルされない事に、深い意味があるのか無いのかは解りませんが、改めて「にしぇんえん」という言葉の響きにアイデンティティを感じます。
2千円札表 (1024x512) 2千円札裏 (1024x514)



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伊良部の日常】
<プリムン>
宮古島の方言にプリムンという言葉があります。
馬鹿のことです。
愚鈍と言う意味でも使われます。
日常会話で頻繁に登場しますが、関東でバカ、関西でアホが良く使われるように、会話の常套句で軽い気持ちで使われることが多いようです。
まるよしでも会話の中に頻繁に出てきます。
「バカねえ」とか、「お馬鹿なやつ」と言うやさしい意味で使われる事が多いようなので、会話の中に登場しても安心して聞いていてください。
ただし、本当に馬鹿だとシビアに使われることも当然あります。
バカ者と言われても若者と言うことなので、普通に聞いていても良いですが、たびたびプリムンという言葉が頭の上で飛び交ったら要注意です。



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