2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の日常】
<ギョサン>
ビーチサンダル(島ぞうり)と並んで海辺のグッズにギョサンがあります。
ギョサンとは、一体整形型の樹脂製ビーチサンダルの小笠原諸島独自の呼び名で、名前の由来は「漁業(従事者の履く)サンダル」や「漁協(で売っている)サンダル」の略だそうです。
ビーサンはゴムで出来ていて、鼻緒が一体型ではありませんが、ギョサンは素材はペレットでできていて、鼻緒とソールが一体に成型されています。
そのため島ぞうりと比べて固くて重いですが、非常に丈夫で鼻緒が抜ける事はないのが特徴だそうです。
また水を使う場所での使用を想定して設計されており、タイルなどの上でも意外と滑りにくいとのことです。
もともと安さと丈夫さが取り得の極めて実用性重視の履物で、小笠原諸島が日本に返還された1968年頃から漁師たちの間で普及して「ギョサン」という愛称で呼ばれるようになったそうです。
伊良部島の白砂のビーチには島ぞうりが似合いますが、ゴツゴツとしたサンゴ岩の上を歩くときや、アーサなどの海草で滑る海岸を歩くときは案外ギョサンが良いかもわかりません。
千葉のSさんは履き間違えを防ぐために、あえてギョサンを履いて来るそうです。
ギョサンという呼び方は伊良部島ではあまり聞かれませんが、スーパーでも売られています。
伊良部のギョサンはビーチで利用されるより、トイレのサンダルとして利用される事が多いようです。
ギョサン01 (957x1024) ギョサン02 (926x1024)


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