2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

伊良部の不思議】
<イノー>
沖縄の島々はサンゴ礁で囲まれて、リーフの外側の深い青と内側のエメラルドグリーンの対照が独特の景観を作り出しています。
飛行機から見える海の景色は息を呑む美しさです。
宮古島にも頻繁に足を運んでいた民俗学者の谷川健一さんの本によると、かつて沖縄の人々にとってリーフの内側は日常空間で、外側は非日常空間だったそうです。
エメラルドグリーンのリーフの内海はイノーと呼ばれ、島の人たちが暮らす現世です。リーフの外側の深い青色の海は他界です。
リーフのはるか先には死後の魂が行く世界があると信じられていました。
いまでも伊良部ではあの世の正月と言われる十六日(旧暦1月16日)には海には近づかないようとに言われています。
伊良部島・下地島の海岸では現世と他界の境界に白い波が美しく輝いています。
下地島空港イノー (1024x684)

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