2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んきゃーん(昔の)伊良部】
<盆踊り>
今年はコロナで開催中止が多いようですが、夏の風物詩と言えば盆踊りです。
やぐらの上で太鼓をたたいて、炭坑節や東京音頭などの曲にあわせ、やぐらの周りを踊りながら回ります。
一斉を風靡した盆踊りも時代の経過と共に、高齢化や文化の多様化による若者の盆踊り離れなどによって集まる人が減り、存続の危機に陥りました。
ところが、最近和洋にかかわらずに、色々なヒット曲を流してディスコ風に踊る、盆ダンスが盛り上がっていると報道されています。
親父ギャグのようですが、ボンジョビの曲が流れる事もあるとか。
そういう曲でも、従来の振り付けでオーケーだそうで、老若男女が集まりはじめ、最近は浴衣で踊る外国の人も多いそうです。
伊良部島でもともと盆踊りが行われていたかは不明ですが、一説によると内地に働きに行って盆踊りの存在を知った国仲のNさんたちが始めたという説があります。
当時、伊良部郵便局の裏手は広場になっていて、集落の様々なイベントが行われていました。
Nさんたちは地元の元気を支える青年団に働きかけて、盆踊りの開催にこぎつけます。
やぐらなどの会場作りはもちろん、様々な打ち合わせや準備が必要だったようで、当然青年団のメンバー同志の距離は縮まります。
内地でも祭りの夜は無礼講と言われていますが、祭りの夜は男女のなかも無礼講です。
国仲に盆踊りを広めたといわれるNさんも、祭りの夜の例に漏れず、太鼓をたたいた青年と結ばれたそうです。


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