2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んきゃーん(昔の)伊良部】
<五ヶ里道>
伊良部島は今、宮古島市ですが、その前は伊良部町でした。沖縄県宮古郡伊良部町です。
もっとその前は、伊良部村でした。
伊良部村は1908年(明治41年)に設立されました。
伊良部村史によると、伊良部村時代の1915年(大正4年)には、勤労奉仕と言う名の村の住民の重労働によって、伊良部から佐和田までの南区5集落を結ぶ五ヶ里道(ごかりどう)が改修されたそうです。
それ以前はでこぼこ道で、雨が降るとぬかるんだり、道幅も人がやっと通れるほどの道だったそうですが、馬車や荷車が通れるようになりました。
改修後の五ヶ里道は伊良部島南区5集落の生活道路として、住民の生活を大変便利にしました。
その後、1978年(昭和53年)には舗装されて、20年ほど前には拡幅されます。
いまでも伊良部集落の入り口から、佐和田集落の入り口までの道は道路幅が広く、五ヶ里道の名残を感じさせます。
先代も民宿と商店をやっていましたが、この拡幅に伴う立ち退きによって、まるよしも2000年(平成12年)には今の姿になりました。
現在のまるよしのある場所にはアイスケーキの店があったそうです。
まるよしにお泊まりの方も、まるよしの前の道を見渡して昔の風景を想像してみるのも楽しいかもしれません。
バブルが続く伊良部島では五ヶ里道の道も、何年か後には今の姿を変えてしまう事も考えられます。
今の姿を改めて眼に焼き付けておくのも必要かもしれません。
まるよし前の道 (1024x690)


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