2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んなまぬ(今の)伊良部】
<観光資源>
伊良部大橋の開通から始まった伊良部島のバブルストーリーは下地島空港の開港で益々勢いが増しているようですが、その影響は様々なところに及んでいます。
観光客の爆発的な増加と、ビジネスチャンスに食いつく怪しげな人々の登場は予想されていましたが、ビーチの傷みは想定以上に早まっています。
今まで、地元の住民がバーベキューや潮干狩りなどで楽しんでいたガイドブックに載っていないビーチにも人が入り始め、自然環境は加速度的に壊れて行っています。
ビーチの利用に関して言えば、伊良部大橋が架かる前は伊良部島の業者が節度を持って対応していましたが、今はやりたい放題と言った感じです。
ガイドブックにも紹介されている中の島ビーチはサンゴが踏み荒らされ、かつてハマクマノミがたくさんいてクマノミマンションとか、クマノミ団地と呼ばれていた場所は過疎が進んだ地域のように、住民のクマノミが減って様変わりです。
餌付けをしたり、網で熱帯魚を掬う親子の姿も見られます。
一周道路から見渡せるビーチでは、アクセスが良いこともあって、訪れる人が圧倒的に増えています。
ピサピシの浅瀬にいたカクレクマノミも、捕獲されたのか、ごく最近姿を消しました。
カヤックやSUPのパドルでサンゴを傷める姿も見受けられます。
こんな例は数限りなくあります。
伊良部島、下地島にあるビーチは昔から地元住民の生活の場で有ると同時に、大切な観光資源です。
「過去最多の観光客が訪れた」と浮かれるのも良いですが、観光客が求める美しいビーチが姿を変えて行ってしまってはもとも子もありません。
待ったなしで、観光資源の環境を維持して行く施策が求められています。
ピサピシのカクレクマノミ (1024x768) ピサピシのイソギンチャク (1024x770)


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