まるよしよもやま話(沖縄・伊良部島)

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。 そんな話が伊良部にもたくさんあります。 伊良部島の民宿まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話「まるよしよもやま話」のページです。

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んなまぬ(今の)伊良部】
<ピカチュウバス>
「人と人、人と地域をつなぐことで、旅の楽しみをお届けする」事が目的の「そらとぶピカチュウプロジェクト」に連携して、去年(2021年)6月からスカイマークが沖縄便を中心に、特別塗装機ピカチュウジェットを飛ばして人気を呼んでいます。
ピカチュウジェットは下地島にも来る様になりました。
プロジェクトの一環で今年3月から、下地島空港の定期便に接続する路線バスにもピカチュウ仕様のポケモンバスが登場しています。
ピカチュウのことは良くわかりませんが、「サニーゴやラブカスが住む海のデザインと、タマンタやゼニガメが優雅に泳いでいる2種類のデザイン」のバスが運行しているそうです。
下地島空港で定期便と接続する宮古協栄と中央交通にそれぞれ一台走っています。
どうも協栄バスがサニーとラプカスで、中央交通がタマンタやゼニガメのようですが、興味のある方は実際に確かめて見てください。
今まで中央交通は黄色、宮古協栄はピンクと色で区別していましたが、2社のピカチュウバスが同時に来ている時もあるので、直ぐにどちらのバスか区別がつきません。
ピカチュウはどちらにもいるので、ピカチュウに見みとれて乗り間違えないでください。
ピカチュウ協栄バス

ピカチュウ中央バス



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<サシバリンクスの行方>
3月になって宮古島市が伊良部島のゴルフ場「サシバリンクス」の売却を進めているとの報道がありました。
伊良部町時代の2002年(平成14年)に開業したサシバリンクスですが、当初は直営でした。
宮古島市に合併した後もしばらく直営が続きましたが、2013年(平成25年)4月から指定管理者の制度が導入され、入札で3年ごとに運営する業者を決定するシステムに変わりました。
現在の管理者は今年3月一杯で契約満了となりましたが、4月から3年間はまだこの制度が続くようです。
以前にも話題になりましたが、県の土地である下地島の農地の返還期限は2024年(令和6年)3月までなので、その頃から大規模な下地島のリゾート開発が一気に進むのでは、と囁かれていました。
でもサシバリンクスは、少なくともあと3年は生き残るようです。
先行きどうなるのかは解かりませんが、「ホテルが建つ」とか、「18ホールの高級ゴルフ場になる」とか、「別のリゾート施設になる」とかいろいろ噂は飛び交っています。
明日にでも閉鎖するのではないかとショックを受けた人、はたまた全く変わらないという人もいますが、少なくとも2025年(令和7年)3月までは今までどおりプレー出来そうです。
とは言うものの3年はあっと言う間です。
開業以来、島民に親しまれてきたサシバリンクス。
ゴルフ大好きなあなたも、ゆったりとした離島ゴルフに興味のあるあなたも、やるんだった今のうちですよ。
無くなってから「やっておけばよかった」ということになるかもしれません。

サシバリンクスパンフ

サシバリンクス料金表202204



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<姿を消したニモ>
サニツ前日の4月2日、久々にアッタバサマを訪れると潮は大きく引いていて、リーフのサンゴが姿を見せています。
リーフの内側は池状態で、名前の由来となったリーフの波もありません。
3月の下旬から続いている雨模様の天気の合間を縫って、久々に海の中を覗いてみると、波打ち際の近くのイソギンチャクにカクレクマノミの姿が見あたりません。
観光客の皆様には、ガイドが案内する中の島海岸のカクレクマノミがお馴染みと思われますが、実はアッタバサマはお手軽にたくさんのカクレクマノミと出会えるポイントでもあります。
リーフの内側には確認されただけでも、6,7か所のポイントがあります。
中には浅い場所にもポイントがあるので、小さなお子さんでもニモに出会えます。
ところがポイントをチェックすると、浅い所のイソギンチャクにはカクレクマノミの可愛いらしい姿は全く見当たらず、かろうじて比較的深いポイントに姿が見えました。
水温が低いので活動が出来ずに奥に隠れているのかと思って、伊良部島でレストランを開いている潜りの達人夫婦に聞いてみると、最近密漁の話が有ったそうです。
カクレクマノミは人気でネットでも売られていると言う話です。
今まで当然のようにいると思っていた姿が見えないと、悲しくて情けないのと同時にどこかに八つ当たりしたい気分になってしまいます。
そう言えば、何年か前にも今ではサンゴエンドと呼ばれる事もある、空港南のピサピシに続くビーチでもカクレクマノミの姿が消えました。
幸い、一部のイソギンチャクのカクレクマノミは復活しましたが、アッタバサマのニモはどうなるのでしょうか。
今後復活するのかを見守るとともに、このような事が起こらないことを願っています。
アッタバサマのカクレクマノミ



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<デイゴの花2022>
佐和田のB&Gのデイゴは姿を消しましたが、伊良部島のあちらこちらでデイゴが花を咲かせています。
そういえば今年はデイゴの花がよく目立ちます。
国仲公民館のデイゴは今年は素晴らしくゴージャスです。
平成の森公園のデイゴも色鮮やかです。
長い間内地に働きに行って、10年ほど前に里帰りした人は、今年のデイゴが一番素晴らしいと言います。
その人が心配するのは、自然災害です。
今年は大きく強い台風が来ると噂されています。
別の人は、島唄にも「でいごの花が咲き、風を呼び、嵐がきた」と歌われているので、「今年は嵐が来るぞ」と言います。
他にもそんな話が伝わってきます。
折角、美しくデイゴが咲いたのに、こんな風に考えてしまうのは淋しいと思う方もいるかと思います。
サトウキビ農家は言うまでもありませんが、何回となく被害に苦しめられた伊良部島の島民にとって、台風は大きな心配の種です。
心配が杞憂に終わればよいのですが、頭の隅にでも災害が来た時のことを想定しておくことは決して無駄ではありません。
島唄の嵐は米軍の攻撃のことですが、デイゴも「今年はみんな気を付けて」という思いで、花を咲かせているのかも知れません。
国仲公民館のデイゴ



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【伊良部の日常】
<アガリイリ>
伊良部島の方言で東は「アガリ」です。「アガイ」と聞こえる事もあります。
西は「イリ」です。発音では「イー」と聞こえる事もあります。
皆様、ご存じと思いますが、これは日が昇る事と沈むことからきた表現です。
宮古島のまてぃだ通りの東里の信号機には「Agarizato(あがりざと)」と書いてあります。
西里は一般的には「にしざと」ですが、飲み屋街の「イーザト」の方が有名です。
八重山の西表島も、石垣島の於茂登岳の西にある事から、「いりおもて」と呼ばれるようになったと言われています。
伊良部島の昔の地名には、やたら「アガリ」とか「イリ」とか付きます。
昔の地名を示した「地名のあらまし」という地図には、プゥル(ボリ゜)と聞こえる浜にイリ゜ボリ゜とアガリボリ゜や、ナカラと呼ばれる浜にアガリナカラ、オッパマという浜にイリ゜オッパマなどが書かれています。
方角の方言で、北は「ニシ(ニス)」南は「パイ」ですが、同じ方角を表わす言葉でも、地図上にはあまり見かけません。
前にも話題になりましたが、まるよしの前の五ケ里道はどちらかと言えば南北にはしっていますが、伊良部では東西に通っていると言います。
やはり昔から人は太陽を中心に生活をしていたので、東西が大切で南北は二の次だったのでしょうか。
あらためて太陽の偉大さを考えさせられます。
入江夕焼け



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【まるよし人間模様】
<アッタバサマ>
昔から、旅に出て旅先の情報を得るには、地元のタクシーに乗る事と床屋に行くことが良いと言われています。
まるよしに通うHさんはその通りに実践して、まるよしに来るたびに床屋に行きます。
今は床屋に行くほど髪の毛が無いようですが、20年ほど前まではまるよしに着くと必ずヤング理髪店に直行していました。
ヤングでは髪を切る前にコーヒーが出て、世間話から始まります。
初めて行ったときに旅人だと解ると、ヤングは伊良部島の事を色々教えてくれて、髪を切った後にお気に入りのビーチに案内してくれることになりました。
その時に初めて行ったのがアッタバサマと呼ばれる海岸です。
当時は地元の人しか訪れない海岸で、釣りや潮干狩りなどを楽しんだり、時には缶ビールの箱を担いでいったそうです。
当時、クモガイはゴロゴロいて50個ほど採って持ち帰ると、鍋で炊いたり、殻を割って生で食べたそうです。
サザエより美味しいという人もいます。
店を閉めてまで海岸に案内してもらって、〆の2杯目のコーヒーまでごちそうになったHさんがヤングに通うようになったのはもっともです。
今は何でもスマホで調べて終わりという風潮ですが、実際の会話と行動で得る生情報とは全く違います。
まるよしに泊まったあなたも、床屋や美容院に行って島の生情報をゲットしてみてください。
旅の楽しみが拡がり、ディープな体験ができる事請け合いです。
ちなみにアッタバサマは遠い波とかあっちのハザマの意味だそうなので、実際に行って景色を確認してみてください。
昔の人のネーミングに「なるほど」と思うかもしれません。
人気の中の島海岸のすぐ近くです。
アッタバサマ



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【伊良部の自然】
<イソヒヨドリ2>
イソヒヨドリはイソの名前が付くとおり、海岸近くでよく見かけますが、まるよしの近くでも良く見かけます。
ヒヨドリと聞くと、畑のギャングなどと言われるとおり、ふてぶてしい姿を思い浮かべる人が多いと思いますが、イソヒヨドリは違います。
ヒヨドリよりちょっと小振りで、よく見ると美しいおしゃれな姿をしています。
ヒヨドリはグレーが基調ですが、イソヒヨドリは背中側が濃い青で、おなか側は赤っぽく、翼は黒です。
伊良部島観光で17エンドを訪れる方も多いと思いますが、イソヒヨドリに会える確率はかなり高めです。
17エンドの絶景も素晴らしいですが、イソヒヨドリにも眼を向けて、鳴き声に耳を澄ましてみてください。
イソヒヨドリは全国各地で見られますが、伊良部島の美しい海で見るイソヒヨドリとその鳴き声の美しさが特別と感じるのは身びいきでしょうか。
海まで行かなくても、まるよしの近くで夜明けと共に美しい声が響きます。
スズメのさえずりをコーラスにメインボーカルが「朝だよ」と歌っているようです。
イソヒヨドリの声が目覚まし代わりになる贅沢を堪能してください。
イソヒヨドリ2




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【んなまぬ(今の)伊良部】
<17エンド2022春>
コロナの影響で観光客減少が続く宮古島ですが、伊良部島を訪れる人も確実に減っています。
島で見かける「わ」「れ」ナンバーも減って、観光地の駐車場にも余裕があるようです。
伊良部島で一番有名だと思われる観光地の「通り池」の駐車場もガラガラで何か拍子抜けです。
かつて駐車場を埋め尽くした観光バスの姿も無く、淋しい限りです。
そんな状況でも、人が訪れるのが下地島空港17エンドです。
17エンドとは下地島空港滑走路の北側のビーチです。
伊良部大橋が架かる以前は名前も知られてなく、フェリーで伊良部観光をするお決まりのコースの中の、一周道路の景勝地の一つと言った程度で、通り池や佐和田の浜、渡口の浜などには遠く及びませんでした。
ところが伊良部大橋が架かると17エンドの人気は一気にブレイクします。
最近では伊良部島観光に訪れる人のほとんどが来るのではないのかと思われます。
17エンドの絶景の素晴らしさはここで今更触れませんが、伊良部島観光とはいわず宮古島観光の中でも人気は上位にあるようです。
スカイマークでまるよしを訪れた常連さんによると、前座席のカップルが17エンドに是非行きたいと熱く語っていたそうです。
若者には圧倒的な人気ですが、実際に行ってみるとあらゆる年代の人が来ています。
通常の観光の他に、マリンレジャーを楽しむ方、飛行機の離着陸を見に来る方、時間を忘れて海を眺めに来る方など様々な人が見かけられ、宮古島から夕日を見に通う人なども見かけます。
一度見たら終わりという訳でなく、リピーター率も高いようです。
そんな訳で今、アド街ック天国で宮古島をやったらトップになるかも知れません。
ちなみに2005年に宮古島はアド街ック天国で取り上げらた事があります。
その当時も「下地島パイロット訓練飛行場」が5位にランクインしていました。
人気急上昇の17エンドですが問題も山済みです。
急ごしらえでつくった駐車スペースはキャパも少なく、路上駐車が横行し、増加する観光客目当ての怪しげな業者も出没するようになりました。
何かと話題の17エンドですが、存在を知らなかったあなた、是非一度来て見てください。
そしてリピーターになって、是非伊良部島にまたお越し下さい。
2022ソラシドエアー



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【伊良部の日常】
<野鳥観察園>
日本全国に言える事ですが、箱ものなどの建造物や観光地の遊具など作るのは良いけれど、作りっぱなしで終わり、あとのメンテナンスや将来的な事は何も考えていないという物は数限りなくあります。
伊良部島にも似たような施設が沢山あります。
平成の森公園の隣にある佐和田の野鳥観察園もそんな施設の一つです。
周辺の樹木が伸び放題で観察デッキからは見通しも聞かず、唯一西方向に一部視界が広がります。
そんな事もあってか、利用する人も少ないようです。
もっとも伊良部には普通に野鳥がたくさんいて、観察園が無くてもそもそも島中が観察園のようなものです。
有名なのはサシバの渡りですが、渡りに季節以外でも留鳥が空を舞います。
サシバの他にも入り江には何種類ものサギが飛来し、佐和田の浜の干潟にも数多くの野鳥が訪れます。
サギは種類も多く、奥まった入り江はシラサギのねぐらになっていて日が落ちる頃にはたくさんのサギが見られます。
管制塔近くの入り江にも数十羽が集まります。
海岸沿いには美しい声のイソヒヨドリがいます。
ヤマバトや宮古島には一時居なくなったと言われるガラサも数多くいます。
季節によっては貴婦人と呼ばれるタゲリが飛来する事もあるそうです。
極めつけは「特別天然記念物」コウノトリです。
伊良部島を訪れた方は、野鳥に興味のない人でも耳を澄ませて目を凝らしてみてください。様々な野鳥との出会いで、優しい心が膨らむのと同時に心癒されるはずです。
野鳥観察園01



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【伊良部の風物詩】
<デイゴ2022>
平成の森公園に隣接していたB&G財団のデイゴの開花は春の風物詩として、毎年の様にテレビのローカルニュースや宮古島の新聞に報じられていました。
今年は話を聞かないと思っていましたが、かつてB&Gがあった場所を久々に訪ねてみると、屋外運動場整備工事の真っ盛りで、デイゴの木があったあたりを含めて更地になっていました。
はじめから計画にあったことなのでしょうが、いざ無くなって見ると淋しい限りです。
平成の森公園内のデイゴはサシバの滑り台と共に健在でしたが、長い滑り台などの一部の遊具は姿を消しました。
平成の森公園のトイレはどれもこれも使用禁止になっていますが、これも工事の一貫なのでしょうか。
伊良部球場がらみの工事については、報道で接するのと実際見るのとは大違いです。
伊良部球場付近はあらたなホテルも建設中で、この辺りの景観は確実に変わってきています。
今後どうなっていくのかイメージできないこのごろですが、実際どうなっていくのでしょうか。
デイゴについては、国仲公民館でもバッチリ見ることができます。
公民館は直ぐ近くなので、この時期まるよしにお泊りの方は春から初夏にかけての風物詩に触れてみて下さい。
国仲公民館のデイゴ




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【んなまぬ(今の)伊良部】
<多良間航路>
平良港ではいつでも工事をやっているようで、いつになったら工事が終るのかと思っていましたが、昨年10月に第4ふ頭の物揚げ場の整備が完了したとの報道がありました。
もっともこれで工事が全部終わった訳ではないとの事です。
ちなみに物揚げ場とは「船を接岸して係留するための港湾施設で,鉛直の壁で陸地の土圧を直接支えた構造物をいう。水深4.5m以下のところに設けられる小さいもの」との事ですが、これは難解です。
ひらたく言うと、船を接岸する場所で水深が浅くて小さいのを「物揚げ場」、水深が深くて大きいのを「岸壁」というみたいです。
工事完了にあわせて、第4ふ頭からは多良間行の新しいフェリーが就航しています。
「第4ふ頭は何処?」と思う人が大半だと思いますが、第4ふ頭はかつて伊良部島への定期船やフェリーが発着していた場所の先の埋め立て地です。
アトールエメラルドの裏の方と言った方が解りやすいかもしれません。
いままで、多良間航路はかつての市役所からまてぃだ通りを真っすぐ行った第2ふ頭から出航していました。
ここらあたりは、埋め立てされるずっと昔、伊良部島行の定期船が出ていた場所でもあり、当時の船はすごく小さかったような記憶があります。
多良間航路と言えば、一日一往復の多良間港と平良港の間の航路です。
伊良部大橋の一番高い部分が、多良間航路の船の高さに合わせて決められたと言われています。
大橋が完成してからはフェリー「たらまゆう」の通過を見るために、橋の上からカメラを構える人も見うけられました。
「たらまゆう」に変わる新しい船は「フェリーたらまⅢ」という名前だそうです。
興味のある方は午前9時過ぎと夕方3時前ごろに伊良部大橋を渡ってみてください。
運が良ければ、伊良部大橋の下を通るたらまⅢの姿をとらえる絶好のシャッターチャンスに出会えるかも知れません。
興味をお持ちの方は、写真を撮るだけでなく「フェリーたらまⅢ」に乗って昔ながらの風情が残る多良間島を訪れてはいかがでしょうか。
多良間航路は海が荒れると頻繁に欠航しますが、これも昔ながらの風情です。
多良間島にお出かけの際は、時間に余裕をもって出かけてください。
ただし、コロナが収まってからにしてくださいね。
多良間島の牛



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<伊良部バブル復活>
下地島の土地はほとんど沖縄県の所有になっています。
下地島一周道路から見られる広大なサトウキビ畑も、県の土地を借用して耕作をしているものです。
ところが、最近「令和6年3月に返還するよう」に通知が来ました。
ここで噂されるのが、本格的な下地島のリゾート開発です。
下地島空港への定期便が増えて、内地の資本による空港近くのホテルやリゾート施設建設の話は以前からありましたが、ついにそれが現実に動き始めたのでしょうか。
下地島を一体管理するような計画は、前から噂に登っていて、伊良部町営で開業したゴルフ場のサシバリンクスも、18ホールの高級ゴルフ場に生まれ変わると言う話もまことしやかにささやかれています。
今月には「宮古島市が下地島にあるゴルフ場サシバリンクス伊良部の売却の手続きを進めている」との報道もありました。
コロナで勢いを失った伊良部バブルの復活もあるのでしょうか?
前回のバブルでは何処に向って進んで行くのか全く見えませんでしたが、今回はどうなっていくのでしょうか?
目先の事ではなく、将来の展望を見据えた計画をしめしてほしいものです。
いずれにしろ、一部の人の利益の為でなく伊良部島をはじめ宮古島市民のためになれば良いのですが。
サシバリンクス



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<禁止看板>
牧山陣地壕の立ち入り禁止については、昨年話題に登りましたが、同じころヌドクビアブの入口にもロープが張られているとの噂も経ちました。
幸い噂だけの様でしたが、最近になってあちこちに立入禁止看板が目立つようになりました。
有名なところでは、三角点とイグアナ岩への立入禁止看板ですが、これは新聞でも報道されました。
伊良部島の話題とは違いますが、宮古島ではパンプキンホールへの立ち入り禁止も検討されています。
伊良部島・下地島ではあちらこちらで、今まで見られなかった禁止看板が見受けられます。
昨年秋には、珊瑚エンドと呼ばれる滑走路の南側の下地島一周道路あたりに、駐車禁止のカラーコーンが出現しました。
下地島空港入口に近い道には通り抜け禁止の看板が立ちました。
こうした禁止看板の出現は、危険を予防する目的の他に、島の人の生活に支障をきたさない目的のものもあります。
宮古バブルの出現と共に、伊良部島に人が押し寄せて、思いもよらぬ場所に人が出没するようになりました。
最近のSNSなどの影響も大きいようで、何も考えずに軽い気持ちであちこち訪れる人が多いようです。
禁止看板の乱立は淋しいものです。
そんな風にならないように、「ここに人が来たら住んでいる人はどう感じるのだろう」と一度立ち止まって考えることも必要です。
通り抜け禁止看板



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【伊良部の日常】
<伊良部の方角>
宮古島の方言で東は「アガ」と言います。伊良部島では「アガリ」とも言います。
宮古島で西は「イズ」ですが、伊良部島では「イリ」とも言います。
言葉の由来は太陽の登り沈みです。
まるよしの会話の中にも、アガリやイリが頻繁に登場します。
方角の方言で、北は「ニス」南は「パイ」ですが、会話の中にあまり登場しないようです。
まるよしの前には南区の主要道路である五ケ里道が通っています。
五ケ里道は地図で見ると明らかに南北にはしっていますが、なぜかまるよしから伊良部方面は「アガリ」で、佐和田方面は「イズ」です。
五ケ里道



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【伊良部の自然】
<西海岸>
観光で伊良部島をはじめて訪れる方は、ガイドブックに載っている景勝地を巡る事になると思います。
それは当然の事ですが、伊良部島に興味を持った方は是非、あまりガイドブックには紹介されていない伊良部島の西海岸にも足を運んでみてください。
かつて西海岸の一周道路と言えば、白鳥崎、フナウサギバナタ、イグアナ岩、三角点に行くには必ず通る道で、伊良部大橋が架かる前は佐良浜にフェリーが着くと時計と反対廻りに伊良部島、下地島を一周するのが定番でした。
ちなみにその頃はまだ、下地島空港の管理道路は車の通行が可能で、大型の観光バスも通っていました。
しかし今は、管理道路は車両通行止め、白鳥崎の遊歩道も老朽化して橋が通行止めになって、遊歩道は名ばかりになっています。
フナウサギバナタでフォトスポットとして人気のあったサシバの展望台も「サシバの羽根が落下して危険だ」という事で展望台の上部のサシバが撤去されました。
イグアナ岩も三角点も立入禁止になりました。
そんな訳で西海岸の一周道路は単にドライブで通過するのみの方が大半のようです。
しかしガイドブックに載っていなくても、たとえ有名な場所に立ち入れなくても、西海岸には見所が一杯です。
白鳥崎のあずまやの先には海岸に降りる道が何本かあって、あずまやから見渡す景色とは違った景観に出会えます。
西海岸のあずまや付近には潮吹目(スーフツミー)や豊見氏親の足跡などの呼ばれる場所ありますが、そのあたりから見る白鳥崎方面の海岸は絶景です。
特に引き潮の時は更に美しく、伊良部島のタクシー会社のパンフレットにはあずまやから白鳥崎に向かう下り坂が「海へつっこみそうな道」と紹介されています。
ここらは夕日の絶景の隠れたポイントにもなっています。
フナウサギバナタの展望台のサシバは姿を消しましたが、池間島を望む景観は雄大で美しく、ウミガメの姿も見られます。
近くにはシンビジの海に続く小道があって、終点の先には絶景の海がひろがります。
この辺りはヤシガニがたくさん出没する道です。
真冬の西海岸は北風が強く、海が荒れてしぶきがかかる事も有りますが、それもその季節独特の景観です。
季節にかかわらず、是非西海岸の道を探索してみてください。
散歩やジョギングにも良いですよ。
シンビジ




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【伊良部の日常】
<オトーリピッチャー>
コロナが流行ってから影が薄くなったオトーリですが、宮古島と言えばオトーリです。
一つのグラスで回し飲みするオトーリはコロナの感染防止対策とは真逆なため、宮古島市はオトーリ自粛を発表しています。
まるよしでもコロナ前は、座敷での宴会では必ずと言っていいほどオトーリが回ります。
とりあえずのビールでの乾杯が終わると、オトーリセットの注文が入ります。
泡盛の一升瓶、オトーリグラス、氷入りのピッチャーと水入りピッチャーの二つのピッチャー、大きなアイスペールに入った氷のセットです。
氷入りのピッチャーに泡盛と水をドヒャーっと入れて混ぜ合わせると、親の口上が始まります。
同じグラスで回し飲みをすることになるので、感染のリスク全開で自粛はやむを得ないと思われますが、皆が平等に飲んで、話すオトーリのルールを確立した先人の知恵には驚かされます。
まるよしでは、オトーリが盛り上がってくると、テーブル席の他のお客さんにもグラスが回ってくることもありました。
たまたま居合わせた観光客の方々には、貴重な生体験になったことでしょう。
コロナご時世の宮古島の居酒屋では、ピッチャーであらかじめ割った泡盛を販売している所もあります。
さすがにグラスはそれぞれで別々ですが、同じピッチャーから飲む島酒で少しでも、オトーリの雰囲気が味わえるとか。
「そこまでやるか」という気もしますが、現代人の知恵にも驚かされます。



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【伊良部の日常】
<ウォーキング2>
いつの頃からか宮古島でも健康志向が高まり、ウォーキングやジョギングなどを楽しむ姿があちこちでみられるようになりました。
平均寿命の低下、成人病の増加傾向などの切実な問題が以前からあった中で、スポーツアイランドを目指す政策がやっと効果を挙げてきたと言うことでしょうか。
伊良部島で身体を動かす姿を目にするのは、かつてはゲートボールやグランドゴルフなどでした。
ウォーキングが見られるようになった最初の頃には、わざわざ下地島一周道路の通り池付近まで車で行ってウォーキングする姿も見かけました。
ロケーションが良いこともありますが、当初は人の眼も気になっていたのかも知れません。
最近の伊良部島の健康志向には、伊良部島マラソンも一役買っていたのかもしれません。
「あの人もやっているなら私も」と考えたり、「走らなくてもずっとウォーキングでいいんだ」などとスポーツ心に灯をともすきっかけになったことは確実と思われます。
ロマン海道は幕を下ろすようですが、新しいマラソン大会の噂も現実味を帯びてきました。
突然襲ってきたコロナのような病気の対策にも、適度な運動は免疫力を高める効果があると言われています。
今後もやってくるかもしれない新しい病気に備えるためにも、観光で訪れたあなたも、すばらしいロケーションの伊良部島で健康になってください。
下地シュガーロード2



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【伊良部の日常】
<カーリーフライ>
沖縄と言えば、ブルーシールアイスクリームやエンダーなどのアメリカ統治下の影響が色濃くあります。
宮古島にもその文化は根付いています。
アメリカ人の発音から沖縄ではエンダーと呼ばれてれるA&Wと言えば、何と言ってもカーリーフライです。
沖縄の人にとってポテトフライと言えばスティック状のポテトではなく、クルクル巻いたカーリーフライです。
カリッと揚がって、スパイスの効いたポテトはオリオンビールにピッタリです。
ちなみにカーリーとはカリッと揚がるからではなく、カールしている髪の毛を表すカーリーヘアからきているとか。
居酒屋のスピードメニューの定番だったり、スーパーでも冷凍で売られていて今は全国的に出回っているようですが、沖縄の気候のもとで沖縄で食べるポテトは別格です。
まるよしでも2019年9月からメニューに登場していますので、是非お試しください。
カーリーフライ (1280x864)



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んきゃーん(昔の)伊良部】
<着衣水泳>
紫外線の悪影響が知れ渡ってきた今では、海に入るにはラッシュガードの着用が普通になっていますが、少し前までは水着だけで入るのが普通でした。
特に観光客の中には、露出の多い派手な水着で甲羅干しをして、目のやり場に困った事も有りました。
そんな時代にも、島の人は長袖のTシャツを着て海に入ります。
特に子供は短パンにTシャツの着衣水泳が基本です。
夏場、学校が終わると海で遊ぶ姿が見られます。
入江で泳いだり、橋から飛び込んだり伊良部の子供は元気です。
宮古島、伊良部島の大人は基本的に日中の暑い時期は外に出ません。海に入るのも夜明け前か夕方です。
ところが大潮の干潮時の潮どまりの頃には、日中でも家族連れが弁当を持って潮干狩りに来ます。
岩陰に荷物を置いて、潮が引いて浅くなっているリーフの上を歩いて貝を拾います。
暑くても獲物があるこの時ばかりは例外です。
最近は島の人もラッシュガード姿が普通になりました。
話は戻りますが、理由はともあれ、昔から長袖で海に入っていた島の人は先見の明があったと言わざるをいません。



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【伊良部の自然】
<チョウセンサザエ>
大潮の引き潮の潮干狩りの獲物にも沢山ありますが、一番はサザエです。
伊良部島のサザエは内地のサザエと違って棘のような突起物はありません。
沖縄のサザエはサザエでもチョウセンサザエといいます。
調べて見て初めてしりましたが、別に朝鮮半島で採れるからそういう名が付いたのではないそうです。
江戸時代の貝図鑑の「目八譜」によると、内地で採れるサザエと似ているが「違いが目につく」という意味合いからそのような呼び方になったと物の本に書いてあります。
見た目や名前が違っていても、味は絶品で美味しく食べる事ができます。
つぼ焼きが一般的ですが、醤油をちょっと垂らして、器にいれ電子レンジでチンすると簡単にできます。
チョウセンサザエは伊良部島の商店でも売っているので、一度お試しください。
ただし、蓋が飛ぶこともあるので、ラップなどで厳重に覆うことが必要です。
ひと昔前は、潮干狩りにいくと、潮が引いたサンゴの隙間や穴にはサザエが必ずいたそうです。
今では数も減りあまり見かけませんが、仮に見つけても大きさ制限があって漁業権に引っかかる場合があるので手を伸ばすことはお勧めしません。
チョウセンサザエの貝殻の蓋は石灰質で膨らんでおり、昔はおはじきにもなりました。
サザエの殻の内側は真珠層といわれる白みがかった美しい銀色をしていて、ヤコウガイの貝殻と同じく、貝ボタンの材料となるそうです。
サザエ




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