まるよしよもやま話(沖縄・伊良部島)

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。 そんな話が伊良部にもたくさんあります。 伊良部島の民宿まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話「まるよしよもやま話」のページです。

2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んなまぬ(今の)伊良部】
<クルーズ船2023>
今年4月8日平良港に、コロナの影響で3年以上も姿を見せなかった外国のクルーズ船が入港しました。
大型のクルーズ船が直接接岸できる桟橋が完成してから、初めての入港になります。
毎日のように大型のクルーズ船がやってきたコロナ前の状況にはまだ戻っていませんが、船が着くと平良の街中に繰り出す外国の方の姿が見受けられるようになりました。
以前は直接接岸できる桟橋は無く、沖合いに停泊したクルーズ船からたくさんのボートがピストン輸送で平良港にやってきました。
上陸した外国の観光客が平良港に設置された臨時の税関を通過して、タクシーや大型バスで市内へ繰り出して観光や爆買いを楽しむ姿を見かけたものです。
船がくる日は市内のタクシーは港に集結して、市民の足は足でなくなりました。
そんな風にクルーズ船が接岸する日は街の風景が一変したものですが、今年はそんな風景がよみがえったようです。
7月にはたった一度の来訪でしたが、普段は人の歩く姿が見られない市内に通行人があふれ、イオンタウンなどは大混雑です。
普段はスーパーの混まない時間帯を狙ってイオンタウンに買い物に行った常連さんは、クルーズ船の観光客と鉢合わせになってレジで随分待たされたそうです。
8月にはクルーズ船の来訪も増える予定で、街は賑わうことでしょう。
宮古島のスーパーに買い物に行く予定の方は、時間帯を考えたほうが良さそうです。
飛行機が好きな方が下地島空港に行くのと同じように、船に興味のある方は平良港に出かけてみてください。
伊良部大橋と新しく開業したヒルトンホテルをバックに停泊するクルーズ船の姿に、思わず「おーっ」と声が出てしまうかもしれません。
クルーズ船2023



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【伊良部の自然】
<ゴマモンガラの昼寝>
下地島の西海岸には色々なビーチがあります。
有名なのは中の島ビーチですが、それぞれの浜に色々な特色があって、色々な日常があるようです。
17エンドの反対側の浜は、最近では35エンド(サンゴエンド)と呼ばれる事が多くなりましたが、ビーチへのアプローチも良いため、シーズンには必ず何台か車が停車しています。
そんなピサピシと呼ばれる平らなリーフに続く浜に久々に入ってみると、深みのサンゴを枕にしてゴマモンガラが昼寝をしていました。
目を半眼にして、うつらうつらしているように見えます。
普段は厳しい眼光で、怖い顔でガツガツとサンゴをかじっていて、ちょっと引いてしまいますが、こんなゆるい姿には癒されます。
子育て中は特に攻撃的になるので、近づかない方が良いと思いますが、「こんな顔もするんだ」と思わずこちらの表情も緩みます。
中の島の隣のアッタバサマでは、フグがサンゴの上にうつ伏せになって、これも昼寝をしていました。
顔つきと体型から、いかにも惰眠をむさぼっているようで、思わずこちらもホッコリしてしまいます。
シュノーケルで海に入るとついつい見栄えの良い綺麗で派手な魚や、「ニモ」と呼ばれる事が一般的になって名前の知られたクマノミなどに目が行きがちです。
それらの魚を追いかけてあちこち動き回るのも楽しいですが、同じ場所でゆっくり海の中を観察してみてはいかがですか。
特別な生き物に出会えなくても、100%に近い割合でホンソメワケベラに身体についた寄生虫を食べさせてうっとり顔の魚にも出会えます。
有名なビーチに行かなくても、それぞれのビーチで色々な生き物の日常生活が繰り広げられています。
魚に表情があるのかどうかは知りませんが、じっくり海に漂っているとまるで喜怒哀楽があるような魚の日常を感じることができます。
何気なく見ている魚の、普段見られない日常に触れ合えて、海の中の世界の楽しさが増すと同時に心がホッコリすること請け合いです。
ゴマモンガラの昼寝

フグの昼寝

ホンソメワケベラ


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【伊良部の日常】
<宮古病院>
コロナの感染拡大で離島の医療体制が改めてクローズアップされました。
未知の部分が多いコロナの対応には厳しいものがあって、来島自粛の要請もでました。
宮古島には総合病院が複数あり、離島の中では医療体制は整っているとの評判がありました。
その中でも300床弱の病床数を誇るのは県立宮古病院です。
平成25年に新築して現在の場所に移転しました。
伊良部島の人も、橋が架かってから宮古病院に通う人が増えました。
県立宮古病院は、名前のとおり沖縄県の県立病院です。
沖縄県には県立病院が6箇所あります。
本島に4病院で、あとは石垣島と宮古島です。
そのほか附属の診療所が16ヶ所あるそうです。
離島や遠隔地が多いためと思われます。
医師や看護師など病院の医療スタッフは沖縄県の職員なので、各病院への転勤があります。
そんな訳で県立宮古病院の医師の出身も様々です。
宮古島の開業医は、宮古島をはじめ沖縄ゆかりの人が多いようで、診察や検査結果を聞きに行くとき「上等、上等」といわれて健康を確信します。
ところが宮古病院の医師の中には、標準語で「正常ですね」と伝える事があります。
そんな時「違います、伊良部です」と答えるおじぃがいるとか。
宮古島に「せいじょう」と発音する西城という集落があるため、伊良部から来たことを主張するためです。
おじぃの時代は宮古島市という枠ではなくて、自分が暮らすそれぞれの集落が日常の世界であり、プライドもあったという事でしょうか。
一方、そんなややこしい理屈でなく、単なる駄洒落話という説もあります。
宮古病院



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【伊良部の自然】
<キンチャクダイ>
伊良部島観光の人気メニューからはずせないのがシュノーケリングです。
いちばん人気のスポットは多くのガイドブックに紹介されている中の島海岸です。
観光客の一番のお目当てはカクレクマノミです。
その他にも人気の魚はたくさんいますが、やっぱり綺麗な色や派手な模様の魚の人気が高いようです。
そんななかで独特な雰囲気をだしているのが、蛍光色のキンチャクダイの仲間です。
中の島ではサザナミヤッコ、タテジマキンチャクダイ、ニシキヤッコなどに出会えます。
可愛い動きをするクマノミ、スズメダイなどはお子様向けと言えそうですが、キンチャクダイの仲間は蛍光の模様がアダルトな感じです。
まるで飲み屋のネオンサインに誘われているようです。
昼間のシュノーケルでキンチャクダイに出会ってアダルトな気分になったあなた、勢いに任せてイーザトで羽目をはずさないようにお気をつけください。
サザナミヤッコ

タテジマキンチャクダイ

ニシキヤッコ


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【伊良部の日常】
<まるよし駐車場2023>
まるよしの駐車場については、まるよしマニアでも話題になりましたが、小さな植物園のようです。
ただし、日常的にきめ細やかな手をかけられないため、管理された植物園と言うよりは自然植物園のような側面もあります。
そんな駐車場も一昨年の9月に舗装されてスッキリしましたが、2月の還暦祝いで里帰りしたスタッフの家族たちのおかげで、樹木の選定をして更にすっきりしました。
常連さんによると、自分の頭の散髪した後のようになったとのことです。
皆様はその常連さんの頭を見たことはないので想像は出来ないと思いますが、駐車場の植物はかなりスカスカになって向こうが見通せるようになりました。
高く育ったグァバの木などもすっかり刈られて、サッパリしました。
春になって気温が上がってくると、植物はみるみる成長していきます。
今年の夏ごろはどんな風になっていくのか、植物の成長が楽しみです。
まるよしを訪れた方は駐車場も覗いてみてください。
そして駐車場の主役を探してみてください。

【まるよしマニア「駐車場の主役」はこちらから】

2021年9月
まるよし駐車場202110

2023年2月
まるよし駐車場202302



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【伊良部の自然】
<天候不順>
昨年、伊良部島では例年とは違う自然現象が多発して何か大変な事が起きると一部で心配されていました。
春にはデイゴの花がいつになく咲き乱れ、サトウキビの収穫時には雨が続いて畑は水浸しで収穫は大きく遅れました。
海岸線にはひときわアダンの花が目立ちました。
これらは一例ですが、このようなことから、まるよし周辺でも「今年は大きな台風が来るぞ」と囁かれました。
そんな中、小笠原近海で発生した台風11号(ヒンナムノー)は先島諸島の南でUターンするという複雑な進路をとったあげく、9月3日に宮古島、石垣島などの南西諸島を直撃しました。
その一週間後には台風12号(ムイファー)が襲いました。
その後も立て続けに発生した台風のため、9月に宮古島旅行を考えていた人は、キャンセルを余儀なくされました。
大きな被害が出る事は避けられたものの、恐れていた通り天候は不順続きで10月も例年より晴れの日が少なかったように感じました。
今の時代は科学が発達して詳細な予想や情報が入りますが、昔は、詳しい情報も無く経験で判断したものです。
9月に台風が多いのはあたり前という人もいるかと思いますが、色々な自然現象は何か意味があるように感じます。
自然現象と台風直撃との関係は科学的に証明されていないようですが、心の中で準備をすることが大事と思われると同時に、今年は天候が安定することを祈っています。
と思っていたら、5月にはスーパー台風に成長した季節外れの台風2号(マーワー)が発生から10日以上もかけてゆっくりと宮古島に接近しました。
超低速の為、大きな被害が心配されましたが、幸い人的被害は出なかったようです。
しかし伊良部島では葉たばこなどこの時期の農作物に被害出たとの報道がありました。
被害にあわれた方にお見舞いを申しあげると同時に、天候が安定することを引き続き願っています。
その後、例年になく安定した天気が一月余り続きましたが、現在は大型で非常に強い台風5号(トスクリ)が接近中です。
台風に備えると共に、今回も被害が少ない事を願っています。


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【伊良部の自然】
<オカガニの道>
手前味噌になりますが、まるよしの公式ブログの「伊良部を歩く旅」の夜のお散歩コースに「ホタルの道」「オカガニの道」「星空の道」の記事があります。
ところが最近、その中の「オカガニの道」に黄色信号が灯りました。
伊良部大橋が開通して車の数は爆発的に増えましたが、その当時伊良部島にはまだ宿泊施設は少なく、夜になると交通量は減っていきました。
そんな事もあって伊良部大橋開通後数年間は、オカガニの出没状況もそんなに変化はなかったように思えます。
しかし伊良部島の宿泊施設も増えてきて、徐々に夜の交通量が増えていきます。
オカガニの事を知らない地元以外のレンタカーも増えてきて夜でも飛ばします。
池間島のように「オカガニ注意」の看板が無い伊良部島では、結果、道にはぺしゃんこになった亡骸が数多く見られるようになります。
更に追い討ちをかけるように、下地島空港に定期便が就航してコンスタントに伊良部島に観光客が来るようになると、ホタルの道の沿線も開発されて更地になる場所が増えてきています。
これはまさしくオカガニの生息地そのものが減っていくことになります。
今後どうなっていくのかわかりませんが、当然のようにあったものが少なくなっていくのは悲しい限りです。
人の生活との共存は難しいと思いますが、何か対策は無いものでしょうか。
オカガニの道

オカガニ注意看板


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【伊良部の自然】
<クモガイ2023>
伊良部島・下地島で一番人気のシュノーケリングスポットは中の島海岸です。
伊良部大橋が開通すると観光客がどどっと押し寄せました。
結果、引き潮時に背の立つ場所は踏み荒らされ、ハマクマノミがたくさん居たクマノミ団地は姿を消しました。
サンゴも踏み荒らされて浅瀬のスズメダイも数を減らしました。
もう壊滅も時間の問題かと嘆いていた人も居たようですが、コロナで国内・国外からの観光客が減った事もあって、最近はちょっと持ち直しているようです。
そんなこの頃、浅瀬のサンゴのガレ場にクモガイをチョコチョコ見かけます。
人気の出る前は、目を凝らすと必ずといっていいほど見つけられたクモガイ。
そんなクモガイはスイジガイ同様、魔除けになると言われていて、家の玄関付近に置かれたり、吊り下げられています。
中の島を訪れたあなたも、是非クモガイを探してみてください。
見るだけでも魔除けのお裾分けになるかもしれません。
興味のある方は写真を見て、こんな場所を探してみてください。
クモガイ


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【んなまぬ(今の)伊良部】
<中の島海岸2>
伊良部島のシュノーケルスポットといえば中の島海岸です。
植物の萱がたくさん生えていた事から、伊良部の方言でカヤッファと呼ばれるビーチは宮古島・伊良部島を紹介するガイドブックには必ず登場します。
そんな中の島ビーチも伊良部大橋が架かる前は、メジャーではなく海好きの一部の人たちがはるばるフェリーで海を渡って訪れるコアなスポットでした。
そんな訳で夕方に中の島に行くと、最終のフェリーが出る少し前からビーチは貸切状態になって、まるよしにお泊りの方は毎日ビーチを独占したものでした。
ところが2015年に伊良部大橋が開通すると、宮古島バブルが起きます。
結果、様々な旅番組で取り上げられるようになって、宮古島・伊良部島は沸騰します。
そんな甘い汁を吸おうと様々な輩があちらこちらに出現しますが、中の島ビーチも2015年の8月頃から不法営業、不法占拠が始まったと記憶しています。
その後何度も当局に通報があったようですが、ずるずると不法占拠は続き、バブルの後に初めてビーチを訪れた人の中には、正規の業者だと思い込んでいた人もいたようです。
しかし今年、「ビーチに入るのに入場料金を徴収する」という信じられない予告看板を設置すると、通報も相次ぎ、全国ネットのワイドショーでも取り上げられた事もあって、当局もやっと重い腰をあげて強制退去になったようです。
6月の中の島ビーチには不法占拠時代の異物は多少残っていますが、8年振りに静かなビーチが復活しました。
この問題と関係があるとは思われませんが、中の島ビーチではお祝いをするようかのように、温暖化で白化したイソギンチャクに褐虫藻が戻ってセジロクマノミも喜んでいるようです。
中の島海岸20230607



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<砂の芸術>
台風2号が過ぎた後の6月5日の夕方、17エンドを訪れると思わぬ幸運に出会いました。
人気の白砂のビーチに砂の芸術が出現しています。
イルカとカメと「MIYAKOJIMA2023」の文字です。
大潮で大きく潮が引く日だったので、実際はもっと有ったのかも知れませんが、潮は満ちてきていてイルカもカメも風前の灯になっています。
出来栄えは素晴らしく、その道の専門家が作成したものなのか、器用な趣味を持つ人が作ったのかはわかりませんが、思わぬ拾い物をした気分です。
そう言えば、何年か前に宮古島の前浜や伊良部島の渡口の浜で砂の芸術のイベント開催されたとの報道があったと記憶していますが、そのことと関係があるのでしょうか。
引き潮の時に出現するビーチを目当てに、インスタ映えを狙って訪れる人もいる17エンド。
下地島空港でしまぞらポタリングというツアーを主催しているひととき散歩のガイドは、危険なのでテトラポットを降りないように案内しています。
実際何年か前には、救急車が出動する事故も起きました。
そんな事もあり、砂の芸術の出現に手放しで喜べない一面もありますが、ついつい見とれてしまう矛盾に満ちた自分がいます。
砂の芸術

砂の芸術イルカ

砂の芸術カメ



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【伊良部の日常】
<ピンザ2023>
まるよしから国仲橋を渡って下地島に入り、ガソリンスタンドを直ぐ右に曲がると、突き当りが佐和田の浜の展望所ですが、その途中にヤギ小屋があります。
最近はヤギの姿はあまり見えずに、鳴き声だけ聞こえてきた印象がありますが、梅雨明けの声が聞こえてきたこの頃、小屋の外で草を食べる姿を見かけるようになりました。
小屋に長く入っていた頃は、毛並みもあまりよくなく痩せていた記憶がありますが、今回の登場を見ると毛並みも良く健康そうで安心しました。
小さな子供も増えていて、5匹の姿が見受けられます。
伊良部島でピンザと呼ばれるヤギは、かつてお祝いなどで潰されましたが、今は癒し系の動物で人気です。
確かに久々に登場したヤギを見ていると、心が温かくなってずっと見ていたい気分になります。
都会の生活で時間に追われるあなた、あっちもこっちもと観光するのもよいですが、ピンザをじっくりと見て心の洗濯をしてください。
ピンザ01

ピンザ02



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【んなまぬ(今の)伊良部】
<下地島空港周辺道路2>
前にも話題になった下地島空港入り口付近の道路ですが、梅雨に入って草がガンガン伸びる季節にもかかわらず相変わらず綺麗な状態です。
やはりヒルトンホテルの開業にあわせて「富裕層のお客様に荒れた姿を見せまいとしているのか」という声もあるようです。
そんな邪推はともかく、今までこんなことは無かったので、まるよしの常連さんはついつい「なんでかな」と思ってしまうそうです。
思い起こせばコロナが蔓延する前には、香港からのお客さんが歩道の草を掻き分けながら空港から歩く姿をチラホラ見かけました。
宿が「さしばの里」と比較的近い人が多いようでしたが、文化の違いというか、日本人が飛行場から歩く姿はなかなか見かけませんでした。
今年になって空港付近の道路の景観が綺麗になって歩道も歩けるようになったことは良いことですが、香港からの定期便が休止してからは人が歩く姿は滅多に見かけません。
羽田から訪れる関東からの常連さんは、土地勘も有るせいか、タクシーも路線バスも使わずに歩いてきます。
空港からまるよしに向かって歩くと、空港付近の歩道は綺麗になっていますが、国仲橋を渡って伊良部島に入ると景観は全く変わって歩道は歩けない状態になってしまいます。
そんな状態に遭遇したまるよしの常連さんはやっぱり「なんでかな」と思ってしまうそうです。
空港への道



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【伊良部の風物詩】
<ドラゴンフルーツの花2023>
まるよし駐車場のドラゴンフルーツは毎年のように話題にのぼっていますが、今年はどうなるのでしょう。
というのは今年、木を支える支柱が折れて、木の半分ほどが倒れてしまいました。
例年だと緑が瑞々しい厚い葉も、白く変色した部分が多くなって「もうダメだ」と言う人もいます。
昨年は今までかつてないほどの花を同時に咲かせたドラゴンフルーツ。
毎年のようにまるよしを訪れる人の中には、ドラゴンフルーツの開花を楽しみにしている人もいます。
もっとも毎年訪れても、6月・7月と10月・11月あたりに時期に咲く一夜限りの花に必ず出会えるとは限りません。
そんな事なので、花に出会えた人は宝くじに当たったような幸運を感じます。
逆にその年出会えなくても、次回の滞在の楽しみが増えます。
そんなドラゴンフルーツですが、3つのつぼみが膨らんで数日のうちに花が咲きそうです。
今年まるよしを訪れる方は、神秘的な美しさとの出会いに幸運を感じると共に、その生命力の強さにも触れてみてください。
そんな話をしていたら、6月21日に一輪の花が咲きました。
たった一輪ですが、凛として元気をもらいました。
翌日も二輪の花が咲き更に心が輝きました。
次の開花も楽しみです。
ドラゴンフルーツ2023




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【伊良部の風物詩】
<オクラ2>
沖縄の作物と言えば、まずサトウキビをあげる人が多いと思います。
しかし今の伊良部島ではサトウキビだけではありません。
最近は冬場のカボチャをはじめ、春さきの葉タバコ、これからはエダマメ、とうもろこしなど色々な作物を見る事ができます。
伊良部島産のカボチャは内地のスーパーでも商品棚に並ぶほどです。
伊良部島のスーパーを覗くと、野菜の値段は内地のスーパーより高めです。
ちなみにタマゴも10個入りパックで100円ほど高くなっています。
これらは、船代などの輸送費がかかる為と言われていますが、これらと比べると地元産の野菜はビックリするほど安くなっています。
この時期サトウキビ以外に伊良部島の畑で目に付くのが、オクラです。
かつてのまるよしのスタッフもオクラを生産しています。
収穫は朝と夕の一日2回と手間がかかるので大変ですが、味は良くスーパーの陳列棚にも伊良部産として鎮座しています。
オクラは清楚な黄色の花を咲かせています。
お出かけの際は畑のオクラも見つけてください。
6月に営業を再開した居酒屋メニューに「おくらやっこ」もあります。
この時期の訪れた方は、是非伊良部島産のオクラもお試しください。
オクラ01

オクラ02




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【伊良部の自然】
<オカヤドカリ2>
梅雨明け間近の伊良部島ですが、梅雨が明けると夜のお散歩の季節になってきます。
この頃の伊良部島の日の入りは19時30分前後なので、暗くなるのは20時過ぎからです。
晴れていれば星空はもちろん、天気が微妙でもホタルやオカガニや運がよければヤシガニにも出会えることがあります。
ヤエヤマオオコウモリのバサバサという羽音にビックリする事もあります。
懐中電灯を持ってオカガニの道や星空の道やホタルの道を歩くとその他にもオカヤドカリに出会う事もあります。
もっともオカヤドカリには昼間ビーチへ向かう細道の近くでも出会えます。
道を歩いている時、ガサゴソ音がしたらアダンの間を捜してみてください。
ヤドカリに混じって巨大なオカヤドカリが這っているときがあります。
オカヤドカリは国の天然記念物になっている貴重な生物です。
サザエやアフリカマイマイの殻に入っています。
まるよしにお泊りの方は是非近くを探検して天然記念物に遭遇してみてください。
この辺の事情に興味の有る方は「夜の伊良部島を探検しよう」をご参照ください。
夜のオカヤドカリ

夜のオカヤドカリ02


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【伊良部の風物詩】
<梅雨明けクマゼミ>
6月はじめに台風2号が過ぎ去った後、伊良部島では好天が続いていました。
まるで梅雨明けしたかのようで、雨も降りません。
さすがに湿気は多く、むんむんむれむれで羽蟻も大量発生しています。
そんな微妙な天気を感じとったのか、クマゼミが鳴き始めました。
もっとも夏の盛りの伊良部島の風物詩になっている、テレビの音が聞き取れないほどの大音量で一斉に鳴くわけではなく、「ホントに梅雨が明けたの」と迷っているような感じの鳴き方です。
ニュースでは西日本に続いて関東地方も梅雨に入ったと報道されています。
このまま伊良部島は梅雨明け宣言をして夏に突入してしまうのでしょうか。
天気が良いことは嬉しく感じてしまいますが、最近の天候不順に「これでいいの」という思う今日この頃です。
と思っていたら6月12日からまた梅雨模様の天気になりました。
「これでよかった」と思う反面、梅雨が明けてむんむんむれむれ状態が早く終わって、スッキリした空気の中でクマゼミの目覚ましを聞きたいものです。
梅雨明け17エンド




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【伊良部の風物詩】
<オカガニ2023>
まるよしのスタッフによると、今年はオカガニが多く見られるそうです。
今年の6月のはじめは月が満ちて、大潮の日が続きました。
午後の引き潮では潮位はマイナスになって、ビーチのサンゴは姿を現しています。
19時から20時前後の満潮は潮位も高く、オカガニにとっては絶好の産卵日和となりました。
勝手にオカガニの道と名づけている宮国組からまるきスーパーへ続く道では、道路の一部を埋めつくすほどのオカガニで車の通行が出来ない状態になりました。
伊良部大橋が架からない前は島の人の車ばかりだったので、この時期は他の道を迂回したものですが、最近は事情を知らないレンターカーが多く、翌日は数多くのぺしゃんこになったオカカニの亡骸が見受けられました。
オカガニで有名な池間島ではオカガニ注意の看板が設置されています。
仲地団地からオカガニの道へ続く道では、最近開発されて観光客の向けの店が出来ました。
オカガニを巡る環境は急激に変化しています。 何か対策をしないといつの間にか伊良部島のオカガニは姿を消してしまうかもしれません。
これからも風物詩として続いていって欲しいものですが、池間島をパクッてとりあえず注意看板を設置して周知する事も必要かもしれません。
6月に見逃した方は7月の満潮時も潮位が高いので期待が持てそうです。
まるよしを訪れるかたは是非夜のお散歩に出かけてこの季節の風物詩に接して下さい。
オカガニ2023




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【伊良部の自然】
<ミノカサゴ2>
伊良部島の海に潜って見逃せない魚の一つがミノカサゴです。
大きなヒレで優雅に泳ぐ姿は羽根を広げた美しい孔雀のようです。
夜行性なので昼はあまり活動しないようですが、日中にサンゴの陰でユラユラしているのを見かけます。
大きなヒレは胸鰭だそうで、英語ではライオンフィッシュと呼ぶそうです。
ヒレがライオンのたてがみに見える事からそう呼ばれるとの説もあるようですが、ヒレを広げた姿はリオのカーニバルの被り物を連想させます。
リオのカーニバルのダンサーの様な激しい動きはしませんが、波の音楽に合わせて体を揺らしているように見えます。
海に潜った際は、サンゴの陰を覗いてみてください。
思わぬ美男美女に出会えるかもしれません。
美しい物には棘があると言いますが、ミノカサゴも美しい容姿の他に毒を持っている事でも有名です。
ミノカサゴはウミヘビやハブクラゲなどと並んで、海の中の危険な生物に入っています。
いくらカーニバルの美男美女に似ているからと言って、手を出してはいけません。
ミノカサゴ


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【んなまぬ(今の)伊良部】
<ゴーヤ>
昨年から日本全国物価高で大変な事になっています。
電気代、ガス代などの光熱水費をはじめ、日用品や食材もいつの間にか値上がりしています。
スーパーで買い物すると今まで2000円以内で買えた食材が、下手すると3000円以上になってしまいます。
大家族では更に大変な事になっています。
以前から伊良部島のスーパーでは船で運ばれてくる食材は高く、地元で採れる野菜は安いという状況が続いていました。
「ちゅらさん」で全国区になったゴーヤもそんな沖縄の野菜の一つです。
ちなみに内地ではゴーヤーマンの影響でニガウリがいつの間にかゴーヤと呼ばれるようになったとの事です。
伊良部島では庭にゴーヤを植える家もたくさんあって、いつでも食べられる野菜でした。
ところが最近は今まで安かったゴーヤも値上がりしています。
そればかりかゴーヤ自体がなかなか手に入らない日もあります。
その原因の一つに「宮古島・伊良部島での新しいホテルの開業もあるのではないか」と勝手に推測してしまいます。
ゴーヤは一例ですが、「地元の食材の多くが観光客向けになって、島の人には手の届かない存在になってしまう」という事になるかもしれません。
観光振興で需要と供給のバランスが崩れてしまって、島の生活が変わってしまうようでは本末転倒です。
そのうち、まるよしでもメニューからゴーヤの名前が消えてしまうかもしれません。
そんな事態にならない事を祈るととともに、万が一に備えて、まるよしにお越しの際はゴーヤ料理をお試しください。
ゴーヤチャンプル



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2002年4月に発売され宮古島で大ベストセラーになった「読めば宮古」。そんな話が伊良部にもたくさんあります。まるよしで夜な夜な語られる伊良部の話を紹介していきます。

【んなまぬ(今の)伊良部】
<パンプキンホール2023>
前にも話題になったパンプキンホールの観光利用の制限ですが、昨年8月に沖縄県の保全利用協定でパンプキンホール周辺の立入等の制限が定められました。
この協定で「サンゴの折損・破壊を防ぐ為、海底を歩いて鍾乳洞へ行く行為」などを行わない様にお願いすることになりました。
そもそもの原因は観光客の急激な増加による過剰利用との事ですが、伊良部大橋開通以来の宮古島バブルで観光客が急増して、あちらこちらで同じような事が起きています。
そもそも、宮古島を含む宮古諸島はいわゆる観光地ではなく一部のコアな海好きがダイビングやシュノーケルリングに訪れるスポットで、観光をメインにした石垣島に代表される八重山諸島とは大きな開きがありました。
それが伊良部大橋の開通と共に激変、様々な売り文句に誘われた観光客が押し寄せています。
そんな急激な変化に対応が追い付いていないというのが、現状ではないでしょうか。
お客さんがたくさん来た時の決まり事も含めて、受け皿が整っていない印象を受けます。
「観光客が増えれば地元が潤う」ということもあるでしょうが、お金の匂いに誘われて内地の資本が次々と進出してきて、結局は島には一銭も落ちないと言う人もたくさんいます。
伊良部島でも橋が架かる前には、ほとんど人が人が来なかった場所に人が押し寄せるようになって、立入禁止などの注意看板をあちこちで見かけるようになりました。
今年はコロナの制限も緩和されて、観光のお客さんが増える事が予想されます。
これからどういう状況になるのかは解りませんが、危機管理の観点からも色々な事を想定した先回りした施策が必要と思われます。
パンプキンホール



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